サトミ
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「いつ結婚するの?もう年なんだから早く結婚して子供を産みなさいよ!」
「また今日も飲み会?毎晩遅くて大丈夫なの?」
はいはい分かった。
というお決まりの回答。
こういった親の過保護又は過干渉にうんざりしている人ってどれだけいるんだろうか?
私は、33歳で、未婚。
WEB系の仕事をやっていて、20代は、絶対仕事で成功したい!バリバリ仕事する!と仕事に息巻いていた。
でも30代になって気付いたら、周りはほぼ結婚していて、子供を産んで・・・と生きている環境や時間が変わっていることに、なんだか寂しさを覚えていた。
まさに進むペースが、うさぎと亀のような感じ?
置いてけぼりにされたような、必死に前には進んでいるのにその進みは愕然とするような遅さで・・・
私の世界は、仕事は前に進んでいるけど、人生の本質的な部分は一体どこに進もうとしているんだろう・・・
と自分に自信がなくなっていっていた。
20代の頃は、そんな親の干渉も気にならなくなっていたのだが、だんだん親からの電話や会話が重く感じてしまっていた。
特に独身女性で親の過保護や干渉に対して、何らかの違和感や、苦しさを感じている人が多いのではないですか?
私もその内の1人。
いつ結婚するの?
いつもこんな時間まで夜外出してるの?こんな遅くて危ないじゃないの!?
ご飯ちゃんと食べてるの?また栄養ないものばっかり食べて、痩せるやん!
はいはい…
20代の頃はうっとおしいな…ぐらいにしか感じてなかったけど、
30代になって、気づかない内に苦しくなっていく自分がいた。。。
この時の自分には心の中に”ある問題”を抱えているということにまだ気付いていなかったんですね。
そして、その問題は沼より深く私の心に深い傷を付けていたとは・・・
もっと過度な過保護を経験している人もいると思います。
ただ、こういう小さいながらも親の過保護や過干渉に知らずに苦しんでいると思ったので、記事にしみました。
今回は親の過保護の例、さらに親の過保護をどのように対応したかも含めてまとめてみました。
目次
親子関係のひずみは人生にも多大な影響を及ぼすということ
親の過保護がひどいのは仕方ないと考えていませんか?
その仕方のないことをそのまま受け止めてしまうと、実は人生を左右する程の多大な影響を与えていることもあります。
それは良い影響であればよし。
でも、失敗や辛さを伴うような悪い影響だったらどうですか?
そんなの体感したくないですよね。
それを知ったのは、以下の著書。
「母という病」を読んでかなり衝撃を受けました。
なぜ、もっと早く気付けなかったのか・・・
自分がこんな行動をしてしまうのには、こういった事が原因だったのかー!
と、当てはまっていることばかりで、読み終わった時に涙が止まらなかったんですよね。
ここではそんな母という病の事例を紹介するので、自分に当てはまらないか確認しながら、読み進めてもらえたらと思います。
自己肯定が出来ず、常に完璧を求め続ける
頑張って頑張らなきゃ・・・
これが口癖の人はいませんか?
人の嫌がることも率先してやり、
人一倍頑張りを見せて、
誰よりも認めてもらうことを求めて、
そこには、自信のなさを補おうとしている内に秘めた思い。
しかし、いくら頑張って、成果が上がって、人からも認められるようになっても、どこか不十分な所に目が行き、自分は出来ていないだめだと思ってしまう。
これ、、、実は事例を書きながら、まさに自分だと思ってしまったんですよね。
頑張って、認められているのに、不安しかなく。
だからさらに自分に負荷をかけて頑張る。
頑張って頑張って・・・
辛いのも自分が足りないだけ、精神が弱いだけ。
そんな自分もようやく気づくことが出来るタイミングは、自分の体がボロボロに壊れ時ということを。
原因と対策①完璧を求め続ける背景にある子供の頃の母からの否定
「またそんなことをして!だからあなたはダメなのよ!」
「それはしちゃダメ」
と言われていた、また母親から褒めてもらえなかった経験はありませんか?
私は、母親との過去を振り返った時に、母が心の底から私を褒めてくれた!というのを、実は感じたことはありませんでした。
100点を取っても、この1回だけではダメ。
次も頑張らないとね。
でも、私はこの頑張った100点を褒めて欲しかった・・・
やっぱり私はダメなんだ・・・
いつもこういう思考回路になっていたんですよね。
この本を通して、私には、自己肯定ということが少ないことに気付いたのです。
できないことに目ばかりいく、出来ないこと探しをする自分がいる。
この自己否定が、実は大人になってからも自分の人生をこれだけ脅かすことになるのです。
過保護の親がしんどすぎる時にやっていた3つの対策
過保護の親がしんどい、なんとかしたいと思っていた時にやった3つの事をお話しますね。
これはあくまでも私の場合ですが、やってよかったと感じています。
対策①実家を出て距離を置く
やっぱり一番は、実家を出ること。
親から距離を取ることで、不要な干渉は省かれます。
でも、距離を置いても干渉自体はゼロになりません。
ここで安心してはダメ。
だって、電話がかかってくるんです!!
電話を取らなければ良いのですが、この電話がかかってくるという行為自体で、苦しくなることがあるんですよね。
その場合は、最初はかかってくることが苦しくても、無視して、そのかかってきても取らない行為に慣れていくことが良いと思います。
対策②利害関係のない電話相談を使って愚痴を聞いてもらう
いくら家を出ても、それまでの親との関わりで傷付いた心というのは、実は想像以上に深い傷を負っています。
ふいに、1人でぼんやり今までの事を思い返していた時に思い出してしまうんですよね。
そして思い出した時に、
とてつもなく苦しくて
何もやる気が出なかったり
訳もなく泣けてきたり・・
と、しんどい事があると思います。
そんな時に私の助けになったのが、電話相談。
友人関係だと、重たい内容が相談しにくいという場合もあれば、そもそもそんな心の内を話せる友人がいない。
という場合もあると思います。
やっぱりそういう時は吐き出すのが一番。
吐き出すことが、その時に感じたモヤモヤを解消する手段になると私は思っています。
私の場合は、周りの結婚でだんだん話せる友達がいなくなっていたのと、そんなに頻繁に友達に会うこともなくなっていたので、いきなり重たい話って?と思っていたのもあり、吐き出し口がありませんでした。
そんな時に、時々使っているのが、ココナラの電話相談やエキサイトの電話占い。
なんか怪しくない?大丈夫なん?
と思っていたのですが、人になかなか言えない悩みを対価としてお金を払うことで聞いてもらえるので、かなり具体的なしっかりしたアドバイスが聞けるので、たまに利用しています。
利害関係がないので、かなり話やすくて、多分お母さん世代?の人もいて、優しい口調で寄り添ってもらえると、あまりにも辛い時だと涙が出てくることもありましたが、それ以上に電話の後のスッキリ感が良いなと思いました。
ただ注意したいのが、時間を決めてやらないと、電話しすぎて金額が多大になるということ。
大体10分1000円〜3,000円ぐらいが相場なので、30分で3,000円〜9,000円にもなってくるんですよね!
なので、時間を決めてすることが大事。
そしてはまらないこと!!
具体的な道筋へのアドバイスはくれますが、結局のところ行動するのは自分ということを忘れないで下さい。
対策③小さなことを自分で盛大に褒める
小さな出来たという成功例を自分で盛大に褒めるということ。
これが一番大事かもしれません。
・仕事で相手の役に立てた。
・好きな人の為に料理を作れた。
・よく忘れるハンカチを今日は忘れなかった!
本当に小さな小さなことで良いんですよ。
これが本当に大事で。
自分のことを褒めるということを紙に書く、さらには口に出して
ガッツポーズしてみる!
最初は違和感しかないのですが、それが次第に私は出来るんだ!という思い込みにすり変わっていくんです。
自分のことは自分が一番大事にする。
そうすることで、今、自分がどういった事を感じて、どういった事が嫌なのかが自然と分かるようになるんですよね。
まとめ
親から過干渉で負った傷というのは、ある意味知らない間に心の中に潜んでいる病であると言えます。
その傷に気づかないまま、死んでいく人は、数多くいます。
是非この記事を読んで、親からの干渉に違和感を感じた方は、今すぐにでも自分を認めるということであったり、親からの距離を取るということを試してみていただければと思います。