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サトミ

大学受験失敗、激務のSE時代、退職、身近な人の死・・・10代、20代と目まぐるしい時間を過ごしてきた中で、自分の人生ってなんだろうと深く考えるようになる。 モノと気持ちの整理をすることで、より豊かな人生を歩みたい、そんな思いでこのサイトを運営中。

近年生前整理の業者による不法投棄が問題になっているのをご存知ですか?

これらの不法投棄が問題になっている背景には、不用品を処分するための許可を取得していないことが原因として挙げられます。
必要な許可を得ずに営業している業者も多数いるのが実情です。

そんな許可を得ていない業者にお願いして、自分の荷物を不法投棄された場合、自分まで法的な責任を問われるなんてことも出てくるのです!

その業者が必要な許可を得ているか、ちゃんと知っていないといけません。

では必要な”許可”というのは何なのか?
今回は、生前整理を行う業者が持っているべき許可についてご紹介します!

不用品を回収する上で必要な許可は、「一般廃棄物収集運搬業」


家庭から出る不用品を回収するには、「一般廃棄物収集運搬業」の許可が必要になります。

この一般廃棄物収集運搬業の許可を持っている業者は、少ないです。
それは、法律上一般廃棄物の収集や運搬が困難であると認められない限り許可してはならないと定められているからです。

つまり、すべて申請したら許可がおりる訳ではなく、制限があります。
この許可は、各市町村などの自治体に委ねられています。
なので、地域によっては、業者の数が足りている場合もあるので、許可を出さないところもあります。
また、新規の申請自体を受け付けていない自治体もあります。

これをみると、現状として、許可を取得するのが、かなり困難であることが分かりますね。

ちなみに、「産業廃棄物処理業」の許可というのもありますが、こちらの許可では、家庭から出るゴミは処分できません

「産業廃棄物処理業」の許可は、工場や企業の廃棄物を処理するための許可となります。

なので、いくら「産業廃棄物処理業」の許可を持っているので、大丈夫と言われても、家庭から出るゴミは回収できないので注意しましょう。

一般廃棄物収集運搬業の許可が得られなかった業者はどうしているのか?

許可を持っていない生前整理事業者は、許可を得ている事業者と連携して、収集・運搬を行っています

また、別のケースとしては、許可を得ていない状態で、不用品を不法投棄している場合が考えられます。

業者側の責任にも見えますが、許可を得ていない事を知っていて、不法投棄が行われた場合は、こちらの責任を問われるなんてことも!
悪質な業者であれば、依頼主に不法投棄の事実が分からないように言葉巧みに言いくるめてくる可能性もあります。

なので、業者に不用品を処分してもらう際には、一般廃棄物収集運搬業の許可を持っているかしっかり確認してきましょう。

それ以外に必要な許可は何がある?

買取も行っている業者であれば、「古物商許可」が必要になります。

古物商許可を得ている場合は、古物商許可番号を持っているので番号を聞いて控えておきましょう。
事業者が拠点を置く各都道府県の公安委員会のサイトより、確認することが可能です。

参考に、京都府公安委員会のサイトを以下に記載します。
https://www.pref.kyoto.jp/kouaniin/kobutsu/index.html

許可を持っている安心できる業者を探す方法は?

許可を持っている安心できる業者を自分で探すのは大変ですよね。
業者の数といっても、9000社以上あります。

そこから自分の希望を叶えてくれるところを1社ずつ連絡して・・・
と考えるとかなりの時間がかかると思います。

そこでおすすめしたいのが、一括で業者見積りを取る中で、比較してから選ぶことです。
一括で業者見積りをしてくれるところであれば、業者の提案をしてもらえるので、こちらの探す手間が省けるのは、ありがたいサービスです。

まとめ

いかがでしたしでしょうか。
業者がまず持っているべき許可は「一般廃棄物収集運搬業」、買取をするなら「古物商許可」が必要であるということが分かりますね。

安心できる業者に作業をお願いするためにも、しっかり確認を行いましょう。