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サトミ

大学受験失敗、激務のSE時代、退職、身近な人の死・・・10代、20代と目まぐるしい時間を過ごしてきた中で、自分の人生ってなんだろうと深く考えるようになる。 モノと気持ちの整理をすることで、より豊かな人生を歩みたい、そんな思いでこのサイトを運営中。

1人暮らしで亡くなった後の賃貸物件の部屋の整理はどうしたらいいの?
孤独死した後の賃貸物件って遺品整理は誰がするの?

と気になっていませんか?

高齢化社会で増えてきているのが、賃貸物件に暮らす1人暮らし高齢者。
持ち家と異なるので、亡くなった後の解約手続きや、遺品整理どうしよう?
と気になることは沢山あると思います。

私も今1人暮らしをしていますが、もし自分がこのまま亡くなったら?と考えると、不安な気持ちになります。

必要な知識を知って、何かあった時に備えるのが一番ですね!

そこで今回は、賃貸物件の遺品整理でやるべきことを4つご紹介します!

賃貸物件の遺品整理で注意すべき4つのポイントは?

賃貸物件を借りていて、本人が亡くなった後にやるべきポイントは4つあります。

ポイント①賃貸契約書から、退去日や費用負担を確認する必要がある
ポイント②孤独死した場合、早急に特殊清掃する必要がある
ポイント③孤独死した場合、費用負担の必要性を確認
ポイント④退去日までに遺品整理をする必要がある

それでは順に説明していきますねー!

ポイント①賃貸契約書から、退去日や費用負担を確認する必要がある

まずはどのような賃貸契約を結んでいるか確認する必要があります。
退去する時には、この賃貸契約書から、退去の手続きの仕方を確認する必要があります。
そこで賃貸契約書を見る際に、注意すべき事項を3つまとめました。

退去日によっては違約金の支払いが必要
通常は1ヶ月前までに解約予告を行い、退去をすることが可能となっています。
解約予告から1ヶ月未満での退去をしたい場合、1ヶ月分の家賃を支払うことで賃貸契約を解除することができるそうです。

ちなみに私が住んでいる物件は、2ヶ月前までの解約予告が前提となっていました。
つまり、翌月退去したい!となった場合は、解約予告の2ヶ月以内なので、2ヶ月分の家賃を支払って退去する必要があります。

物件によってこの解約予告期間はさまざまなので、しっかり確認しておく必要があります。

公営住宅は原状回復義務がある場合も
公営住宅は、特に原状回復を義務付けている所が多いです。
要らないモノは置いていく・・・ということができないので、注意が必要ですね。

特約で借り主に費用負担がある場合も
特約とは、退去時のクリーニング費用などを契約に記載している場合もあります。
通常生活している中での、自然とできた変色などは、貸主の負担となります。

しかし特約として、通常の掃除以外のクリーニング費用は別途借り主に負担をお願いしている場合もあるとのこと。

これは契約書に退去時に追加で費用を記載している箇所がないか確認しておく必要がありますね。

ポイント②孤独死した場合、早急に特殊清掃する必要がある

孤独死の場合、発見されるまでに時間がかかるケースが多いので、腐敗などにより床や部屋の臭いなどを特殊清掃として掃除する必要があります。

このような清掃作業は、どうしても普通の掃除では出来ないので、遺品整理などの専門業者にお願いする必要があります。

ポイント③孤独死した場合、費用負担の必要性を確認

ここで書いた費用負担とは、部屋の清掃や遺品の処分などにかかる費用になります。
孤独死をした場合、誰が負担をするのかを順に解説していきます。

①連帯保証人
まずは連帯保証人に支払いの義務が生じます。

賃貸契約をする際に、必ず連帯保証人をたてる必要があると思います。
なので、孤独死の場合、連帯保証人に連絡がいき、費用負担の義務が生じます。

②法定相続人
連帯保証人に連絡がつかない場合は、法定相続人に支払いの義務が生じます。

ここでいう法定相続人とは、法律上の配偶者(夫または妻)、直系卑属の子、直系尊属の父母、傍系血族の兄弟姉妹となります。

③賃貸物件の所有者
連帯保証人にも、法定相続人にも連絡がつかない場合は、賃貸物件の所有者が負担をします。

誰も身寄りがおらず孤独死をする人が増えており、大家さんが費用を負担するというのは増えているそうです。

ポイント④退去日までに遺品整理をする必要がある

亡くなった後の部屋は、家賃がかかってくるので、できるだけ早く退去できるように遺品整理を行う必要があります。

また退去日がすでに決まっている場合など、時間が限られている場合は、家族や親族に手伝ってもらう、または遺品整理業者を利用することで、できるだけ早く片付けを進めていく必要があります。

遺品整理はとにかく大変!そうならないために必要な生前整理

ここまで賃貸物件で遺品整理する時にやるべき事を記載しましたが、家族への負担がとても大きいです。
自分が住んでいる家ならまだいいですが、自分が住んでいない場所で、限られた時間の中で遺品整理をするのは、大変な作業です。

私も祖父の遺品整理をしましたが、自分のモノじゃないので、処分するのは気が引けるし、気持ちの整理がつかなく、結構苦痛な作業でした。

また、重要書類とかどうしたら良いのかが全く分からないという大変さを痛感しました。

家族に負担をかけないためにも大事なのが、自分が元気な間に生前整理をしておくことです。
生前整理は、自分の身の回りのモノや、財産周りを整理しておくことです。
始めるのに明確な基準はありませんが、気付いた今からでも始めるべきです。

あなたも家族が悲しみながら遺品整理をする姿を見たくないですよね?
今気付いたこのタイミングからでも始めてみませんか?

私も少しづつ生前整理を始めています。
以下の記事に私なりにまとめた初心者でも生前整理を上手くやれる記事をまとめたので是非見て下さい!

まとめ

賃貸物件で気を付けるべき点は、賃貸契約で、退去のタイミングで支払う家賃がどのようになっているかを確認すること。
また、特約などでクリーニング費用などの負担がないかも合わせて確認しておくべきですね。

家賃の関係もあるので、できるだけ早く遺品整理をして退去しないといけません。
家族や知人に手伝ってもらう、どうしても人手が足りない場合は、遺品整理業者にお願いするのも一つの手段です。

遺品整理は残された家族にとってはとても大変です!
このような負担をかけないために自分ができることは、生前整理をしておくことです。
まだやっていないというあなたもまずは始めてみませんか?

少しづつでも進めていくことで、家族の負担を軽減できて、自分の老後もより過ごしやすいものにできます。