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サトミ

大学受験失敗、激務のSE時代、退職、身近な人の死・・・10代、20代と目まぐるしい時間を過ごしてきた中で、自分の人生ってなんだろうと深く考えるようになる。 モノと気持ちの整理をすることで、より豊かな人生を歩みたい、そんな思いでこのサイトを運営中。

モノが溢れていて、1人では手を付けられない。
親の家がゴミ屋敷状態になっていて、どうしたら良いか分からない。
ゴミ屋敷を生前整理で何とかしたい。

とこんなお悩みはありませんか?

今、社会問題にもなっているこのゴミ屋敷。
片付けられずに日々のゴミが積み重なって、家の中は足の踏み場もなく天井までゴミが溢れて、ベランダまでゴミが溢れている。
ひどいケースだと、家の玄関からもゴミが溢れ出して道路まで侵入していることもあります。

いま、このようなゴミで溢れてしまった家に住んでいる人は年々増えているのです。

ここまでゴミで溢れてしまった家は、そこに住んでいた人が亡くなると空き家になってしまうケースが増えており、このような空き家は、実は、増税対象にもなってしまう可能性があるのです!

空き家にしてしまう背景として、離れて住んでいる家族が、ゴミで溢れているからもう近づきたくない、住みたくないと放置してしまった結果、空き家になってしまった場合が多いです。

このようになってしまう前にも、生前整理でしっかり片付けておく必要があります

そこで今回は、ゴミ屋敷の生前整理の片付け方を解説していきます!

ゴミ屋敷を空き家として放置すると、6倍もの税金がかかる!

近年空き家が増えている事に伴い、空き家に対する取り締まりが厳しくなっています。
それに合わせて、2015年5月に「空家対策特別措置法(空家等対策の推進に関する特別措置法)」が法改正されました。

この法律の内容は、各自治体が空き家であるかどうかの確認作業を行い、その結果空き家と判断されれば、今までその空き家が立つ土地に払っていた固定資産税の最大6倍もの額を払う必要がでてくるとのこと。

このように使ってもいない空き家を持っているだけで、実は大きな税金負担を強いられるようになっています。
空き家になる前に、まずは、そこに住んでいる本人が生きている間に生前整理をしなければいけないのです。

なぜゴミ屋敷になるのか?

そもそもなぜゴミ屋敷になってしまうのか?

ゴミ屋敷の家も最初からゴミ屋敷であった訳ではありません。
ただ何となく増えたという訳ではなく、そこにはゴミ屋敷にしてしまったいくつかの理由が考えられます。

その原因として、

・孤独感や、寂しい気持ちを紛らわせるため
・年齢による判断力の低下
・所有物への愛着が強くゴミを捨てられない
・部屋の大きさに対してモノが多すぎる
・買い物依存
・筋力の低下、介護状態で片付けられない
・認知症や、ADHD(注意欠如多動性障害)などの精神的な疾患や障害がある

これらの原因の中で、何か思い当たるものはありますか?
本人は何も悪い事、おかしい事と気付かずに過ごしている場合があるので、周りが正してあげる必要があります。

1人ではどうにもできないので、家族や周りのサポートが不可欠です。
特に、認知症や、ADHD(注意欠如多動性障害)などの精神的な疾患の場合は、必ず専門の医療機関で診てもらって下さい。

以下の記事にゴミ屋敷にしてしまうタイプの人とその対処法について記事を記載していますので、是非参考にしてください。

ゴミ屋敷の片付け方!自力でする場合の11の手順

自力でゴミ屋敷を整理する場合、大量のモノを扱うので、いきなり始めるのではなく、しっかり準備を行い、正しい手順で行っていきましょう。

とはいっても、大量にあるので、ゆっくりのんびりしていては、時間もかかるし、モチベーションも下がってしまいます。
短時間で一気に片付けるイメージでテキパキと作業を進めることですね!

それでは、片付けるための手順を説明していきます。

家族や友達に手伝ってもらう


ゴミ屋敷の片付けとなると、1人で片付けるのは不可能です。
集まる人数にもよると思いますが、かなりの量を扱うので、1日では終わらないと思います。

2〜3日ぐらいのスケジュールで家族や親戚や友人に声をかけて、手伝ってもらいましょう。
まとまった期間で行うのがベストなので、スケジュールを調整しやすいのは、土日や連休を使うことですね。

ゴミ回収日の確認


ゴミ処理を業者に頼まない場合、片付けたゴミを回収してもらう必要があります。

片付けたゴミの回収日がかなり先になる、このまま家に置いておくにも場所をとる。
かといって、ゴミ出し場に置いておくにも近所の人の迷惑になる・・・

そんな場合は、自治体のゴミ処理センターに持っていくことをおすすめします。
ここは、持ち込みすれば、いつでも受け取ってもらえるので、大変便利です。

但し、営業時間が限られているので、事前に確認をしておきましょう。

ゴミ袋や、ダンボール、手袋等の掃除に必要な道具を揃える


片付けるために用意する必要があるものを以下に記載しました。

・ゴミ袋(少し尖ったものを入れても大丈夫なぐらいの強度のあるもの)
・引っ越しでも使えそうな大きめのダンボール
・人数分の手袋、マスク
・ゴキブリ駆除剤、蚊取り線香
・ガムテープ、紐などの梱包資材
・ゴミを大量に積める車両(軽トラックなど)
・掃除をするための雑巾、ほうき、ちりとり、掃除機(基本的な掃除ができる用具一式)

以上の準備が整えば、次に実際に片付けを始めていきます。

片付け開始!始める場所は玄関から


まずは部屋から片付けたいと思うかもしれませんが、ゴミ屋敷の場合、まずは玄関から片付けましょう。

理由は、モノを運び出すための足の踏み場を確保する必要があるからです。
玄関を片付けたら、その次に部屋→台所→洗面所→トイレ
といった順番に行いましょう。

ひと目で「ゴミ」と分かるモノはゴミ袋にまず入れる

これは「ゴミ」!とひと目で分かるモノをゴミ袋に入れて片付けましょう。

モノの梱包に使われていたプラスティックのゴミや、食べた後のゴミなど、ゴミ屋敷の場合、そのまま床や机に放置されている場合も多いです。
まずは、これらのモノを整理するところから始めるだけでも、一気に足の踏み場が出来てきます。

必要・不要に関係なく、まずはカテゴリー別にダンボール箱へ

本、服、文房具のようにまずはカテゴリー別にダンボールに入れていきます
この時点では、まだ要不要の判断は必要ないです。
とにかく、必要か不要かは考えずに、カテゴリー別にダンボールの中に入れていきましょう。

ダンボール箱のモノを必要・不要・迷うものに分ける


一通りダンボールの中にモノを入れられたら、以下の基準で分けていきます。

必要・・・いつも使っている、1年以内に使ったモノ
不要・・・1年以上使っていないモノ
迷うもの・・・1年以上使っていないので捨てる対象だが、どうしても捨てられないモノ

この3つの中にある「迷うもの」ですが、分類されるモノの多くに「思い出の品」があります。

昔よく着ていたお気に入りの服や、今ではもう見ないけど趣味で集めたおもちゃや本、DVDは確かに捨てにくいですよね。
でも、今使っていないモノというのは、もう使わないのです。
つまり不用品と同じ扱いになるのですよね。

なので、ここは思い切って、不用品に分類するようにしましょう。
それでも迷う場合は、一旦迷うものに分類しておきましょう。

迷うものに分類した後は、1年間置いといて、やっぱり使わない場合は捨てるようにしましょう。

必要と判断したものを収納する

必要と判断したものを収納していきます。

ここで、収納するスペースには、満パンに入れるのではなく、7〜8割のスペースになるように入れていきましょう。

収納して満パンになってしまった場合は、本当に不要なモノがないかをもう一度見直してみて下さい。
このような場合は、不要なモノを判断し切れていない可能性が高いです。
再度見直す事で、さらに不用品と判断できるモノが出てきます。

掃除は上の方から順番にする

大量のゴミがあった部屋を片付けた後になるので、ホコリも沢山たまっていると思います。
ここでやる順番は棚の上から順番にやって最後に床をやりましょう。

床から先にやってしまうと、棚の上に溜まっているゴミやホコリを掃除した時に、また床が汚れてしまいます。

不要と判断したモノは、まずは買取できないか確認

不用品と判断したモノは、処分する前にまず買取できないか業者に査定を依頼しましょう。
もしかすると意外なプレミアが付くようなお宝商品として買取してもらえる場合もあるかもしれません。

そこでオススメしたいのが、買取を専門に行なっている「バイセル」です。
ここは出張査定をなんとゼロ円で行っている全国対応のお店です。
ブランドモノの服やカバン、着物や切手など幅広い商品を買取してくれます。

処分するモノがある方は、まず買取してもらえないか確認してみることをおすすめします。

大型の不用品処分は自治体や業者に依頼しましょう

大型の不用品については、自治体で粗大ごみとして回収してくれます。

依頼方法として、自治体に回収希望日を伝えることで回収に来てくれます。
但し、家電リサイクル法の対象になるテレビや冷蔵庫の電化製品については、回収対象外になってしまいます。

なのでこのような場合は、不用品の回収業者に依頼しましょう。

ゴミ屋敷の片付け方〜業者にお願いする場合〜

ここまでゴミ屋敷の整理についてお伝えしましたが、
「どうしても時間がない」
「家族でサポートしきれない」
「1人なのでとてもやりきれない」

とお悩みの方は、まずは生前整理を行っている業者に相談してみましょう。

家族でサポートしきれないという人の中には、家族が掃除に拒否していて、どう説得しても納得させられない場合もあると思います。
そんな時は、ゴミ屋敷の掃除についてもプロである業者にお願いすることで、そこに住んでいる人に配慮した相談から片付けまでをやってくれます。

ゴミ屋敷の問題は、本人というより家族の方が困っている場合が多いです。
業者にお願いすれば、このような家族が抱えているストレスや悩みを聞いて、具体的なアドバイスをしてくれます

費用がかかるというデメリットはありますが、その分一気に片付けられるというメリットもあります。

費用面が気になる場合は、一括見積をしてもらって、業者間での費用を見比べた上で決めることをおすすめします。

まとめ

以上となります。

ゴミ屋敷の片付けというのは、通常の片付け以上の時間と労力が必要です。
だからといって、そのまま放置して、空き家にしてしまうと、税金の支払いを強いられる可能性が出てきてしまいます。

なので、ゴミ屋敷は、家主が生きている間にしっかり生前整理をしておかなければいけません

しっかり準備を行って片付けをすれば、自力で行うことも可能です。
但し、最後に述べたようにどうしても自力でやれない場合は、無理をせずに業者にお願いしてみましょう。