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遺品整理で個人情報はどう処理したらいい?
個人情報を処理しなかったらどんなことが起こるの?
とお困りではないですか?
遺品整理は家族にとって手間がかかる作業ではありますが、特に大事なのが個人情報の処分です。
場所を取るモノと違って、後回しにされがち。
でも、個人情報を処分しなかったら、知らない間に個人情報が流出して、架空請求などのトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
トラブルに合わないためにも、個人情報もしっかり処分する必要があります。
そこで、今回は遺品整理で個人情報を処理するやり方を4ステップで紹介していきます!
目次
遺品整理で個人情報を処分しないことによる起こるトラブル
そもそも遺品整理で個人情報を処分しなかったらどんなトラブルがあるか気になりますよね?
ここでは考えられる4つのトラブルについて紹介していきます。
①個人情報の流出・不正利用
②クレジットカードなどの不正利用
③ネットバンキングやネットFXなどの資産で思わぬ被害
④SNSやブログのなりすまし被害に合う
①個人情報の流出・不正利用
まずは個人情報がそのまま流出したり、不正利用されるトラブルです。
例えば健康保険証や、免許証などの個人情報が載っているものをそのままゴミとして捨てた場合、誰かが拾って、使う・・・ということも考えられます。
身分証としても使えるような個人情報は、そのままにしておくと、勝手に利用されるというトラブルに合う可能性があります。
特にパソコンやスマホは、メモにパスワードが書いていたり、友人の連絡先が入っていたり、ネットバンキングの情報もあったりと、個人情報が沢山入っています。
そのまま処分してしまうと、自分だけでなく、友人をも巻き込んでトラブルに合う可能性も出てきます。
②クレジットカードなどの不正利用
クレジットカードの不正利用による、架空請求被害の可能性もあります。
クレジットカードは、名義人が亡くなった後、銀行口座と違って、何もしなかったら使い続けることができます。
何もせずにそのままにしておく又はゴミとして処分なんてしてしまうと、誰かに不正利用され、架空請求がくるというリスクも起こりかねません。
ここはしっかり、クレジットカードも個人情報として処分する必要があります。
③ネットバンキングやネットFXなどの資産で思わぬ被害
ネットバンキングやネットFXなどを契約している場合、知らない間に思わぬ損失になってしまうというトラブルもあります。
銀行口座と違って、ネットバンキングやネットFXは目に見えない分、家族も把握しずらいです。
しかし、これらの情報も、個人情報となります。
何も知らずにそのままとしていると、引き継ぐべき財産が引き継がれない、またFXのような日々の相場で損失が変わるようなモノは、思わぬ損失が出てしまいます。
これらの個人情報も確実に処分する必要があります。
④SNSやブログのなりすまし被害に合う
SNSやブログなどのなりすまし被害も考えられます。
SNSやブログなどの個人情報が載っているものは、なりすましされて、人を中傷するようなコメントを書くなどのトラブルも実際に起きています。
友達にも迷惑をかけてしまうことになりますね。
これらのことから、SNSやブログもアカウント情報を凍結、削除する必要があります。
個人情報の処理のやり方4ステップ
では、個人情報を上手く処分するやり方を4ステップで紹介します。
これをやれば、確実に個人情報も処分することができます。
ステップ①免許証などの個人情報は、各機関に返却
ステップ②クレジットカードなども解約手続き後破棄
ステップ③ネットバンキングに残っている財産を引き継ぎ
ステップ④SNS、ブログは退会処理を行う
ステップ①免許証などの個人情報は、各機関に返却
免許証などの身分の証明にもなる個人情報は、管理している機関に返却しましょう。
ここで、身分証明できる個人情報を以下にまとめました。
返却先 | |
運転免許証 | 警察署 |
健康保険 | 勤務先/役所 |
マイナンバー | 役所 |
会社の身分証明書 | 会社 |
年金手帳 | 日本年金機構 |
返却はすみやかに行いましょう。
ステップ②クレジットカードなども解約手続き後破棄
クレジットカードやキャッシュカードも解約手続きを行いましょう。
クレジットカード自体の解約手続き自体は、カードに電話番号が記載されているので、そこに電話をして解約することが通常可能です。
→カード会社により違うかもしれないので、事前に確認しましょう。
電話で解約後は、使えなくなるので、処分できますが、ここでそのまま捨ててはいかません!
カード番号とかが残っているので、ハサミで切り刻んでから、廃棄するようにしましょう。
ステップ③ネットバンキングやネットFXは解約手続き
ネットバンキングやネットFXも解約手続きをしましょう。
但し、相続できる財産がある場合、引き出しができるのは、相続が開始されてからという点に注意して、解約手続きをして下さい。
ステップ④SNS、ブログは退会処理を行う
SNSやブログは、退会処理を行ってアカウントを削除するようにしましょう。
いきなりアカウント削除としてしまうと、繋がっていた友人が戸惑ってしまうことがあるので、追悼アカウントにした上で、削除することも可能です。
ステップ⑤スマホやパソコンなどのデジタル遺品も整理
スマホやパソコンなどのデジタル機器も、整理をします。
思い出の写真や動画があれば、Google Photoなどの共有サービスにアップした上で削除するのも一つの手段です。
また友人や会社の連絡先も個人情報になるので、必要な場合は個別にメモった上で、削除しましょう。
あとは、月額のオンラインサービスや、個人情報を含むような重要なメモ書きも保存するなどして、しっかり個人情報を整理しましょう。
パスワードが分からない!?そんな時の対処方法
パスワードがどうしても分からない場合は、業者にお願いすることで、ロック解除は可能です。
パソコンの場合は業者で対応可能ですが、スマホの場合は、業者でもできません。
スマホの場合は、携帯会社に持って行って、初期化された上でしか解除できないようです。
これ、知らないと後で大変ですね。。。
なので、ロックが解除できない場合の中身のデータは諦めるしかないようです。
遺品整理は大変な作業!大事なことは生前整理をすること
個人情報の遺品整理だけでも、これだけやる事が多いので、遺品整理というのは、とても労力がかかる作業です。
特に他人のものを整理するので、思い出だして整理するのも辛いということもあります。
家族の負担をかけないためにも大事なことは生前整理をすることです。
私も少しづつですが、生前整理をはじめています。
以下の記事に生前整理に関する記事をまとめているので、是非参考にして下さい。
まとめ
個人情報は、普通のゴミとして処分すると、誰かが悪用するなどのトラブルに会う可能性もあります。
悪用されないためにも、健康保険証や免許証などは、発行機関に返すようにしましょう。
またスマホやパソコンなどに入っている個人情報もしっかり初期化する必要があります。
ただ、ネットバンキングのような相続対象になる情報は初期化の前に控えておきましょう。
写真も整理を忘れずに。
どうしてもパスワードが分からない場合は、業者に依頼すればログインできますが、スマホの場合は、データが消える事を覚悟の上でする必要があります。
最後に大事なのは、遺品整理で家族に迷惑かけないためにも、生前整理をする事です。
自分が大変だった遺品整理の苦労を家族に背負わせたくないですよね?
今からでも遅くはないので、しっかり生前整理をしましょう。