サトミ
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独身なんだけど、一人だし、自分の老後が心配
独身の人って、みんな老後の準備何してるのかしら?
今、生涯未婚で過ごす方の割合は、H28年の調査では、男性が約24%、女性でも約15%という結果が出ています。
これだけ独身の方が増えている中で、気になるのが自分の老後ですよね。
一人だからこそ、いざという時に頼れる人がいない分、しっかり老後に備えて準備しておく必要があります。
そうなんだ・・・全然何もしていなかったわ。
今からでも遅くないかしら・・・?
大丈夫です!
気付いた今から始めることで、まだ間に合います。
むしろ、何も準備しないで、もしもの時があった時に、色んなリスクが降り掛かってきて大変な事になる場合があるので注意が必要です!
今気付いて良かった!
じゃあ何をすれば良いのか教えてくれる?
はい!
まず前提として、自分が亡くなった後や自分の老後に向けて「生前整理」という形で身の回りを整理する必要があります。
独身者ならではの必要な準備というのもあります。
生前整理ね!
独身者ならではって事は、色々やること多そう・・・
具体的に何をしないといけないの?
はい!
具体的な内容については、今から、独身者の方に向けた生前整理のやり方を紹介していきますので是非ご覧下さい!
目次
独身者に心配される老後や死後の4つのリスク
独身者の方の場合、老後の生活は基本的に一人での生活になります。
一人で生活している老後のリスクまた死んだ後の懸念されるリスクとは一体何があるのか?
ここでは、4つをご紹介します。
1.死後の葬儀や遺品整理をしてくれる人がいない
2.認知症になった時の財産管理が意図しない管理になる
3.病院や介護施設の入所許可がおりない
4.財産を思った人に引継ぎできない
それでは順に紹介していきますね〜
1.死後の葬儀や遺品整理をしてくれる人がいない
死後の葬儀や遺品整理は、本来であれば家族が行います。
しかし、家族がいない、自分の親族がいても疎遠になっている場合に、これらの死後の作業をしてくれる人がいないというリスクが出てきます。
そうなった場合、葬儀については、各自治体が代わりに執り行ってくれます。
遺品整理については、マンションの場合は、大家さんや管理会社が対処してくれますが、遺品が大量にある場合は、多大なる負担をかけることになります。
2.認知症になった時の財産管理が意図しない管理になる
自分が認知症になってしまった場合、本来は、家族が裁判所に「成年後見制度」を申請して、財産管理を代わりに行います。
しかし、この制度は、4親等内でなければ、「成年後見制度」を利用できません。
なので、家族がいない場合は、気付いた知人や友人が、親族や役所にお願いして、「成年後見制度」の許可がおりるように手続きしてもらうので、通常より時間がかかってしまう可能性があります。
また、疎遠である親族に後見人を依頼したとしても、責任や事務手続きの負担を負いたくないことから、後見人になってもらえない可能性が出てきます。
そうなった場合は、裁判所は司法書士や弁護士などの専門家に依頼を行います。
このような場合、自分と全く面識がない専門家に管理してもらうので、自分が意図した財産の使い方と違う管理になってしまう可能性があります。
3.病院や介護施設の入所許可がおりない
一般的には、病院や介護施設の入所には、身元保証人を立てなければいけません。
保証人には、以下の責任を求められます。
・入院費用や施設利用料の支払いの保証
・病気や事故、死亡時の緊急時の連絡先
・死亡後の身柄や遺品の引き取り
通常は家族が保証人になりますが、独身の方で家族がいない場合だと保証人を立てられず、病院や施設に入所できない可能性が出てきます。
4.財産を思った人に引継ぎできない
独身者の場合、自分が亡くなった後の財産の引継ぎは、自分の兄弟姉妹や甥姪が法定相続人になります。
疎遠になっており、ほとんど連絡を取っていない場合であったとしても法定相続の制度上、遺産の相続がされます。
しかし、両親、兄弟、甥姪がいない場合、法定相続人がいないことになるので、あなたが持っている財産は、裁判所での手続きを経て国の財産になる可能性があります。
そうなってしまうと、自分の財産を引き継ぎしたい相手とは違う人に引き継ぎされてしまうのです。
リスクを回避するためにやるべき4つの生前整理
これらのリスクも生前整理を行えば、回避することは可能です!
そこで回避するためにも、やるべき4つのことがあります。
1.死後事務委任契約をしておく
2.身の周りのモノの整理
3.遺言書の作成
4.お金周りの整理
それでは順に紹介していきますね〜!
1.死後事務委任契約をしておく
死後の作業をお願いできる家族や親族がいない場合は、司法書士や行政書士の専門家に手続きをお願いすることが可能です。
葬儀・埋葬・遺品整理などに関して、具体的な方針を決めることができ、これを「死後事務委任契約」と言います。
具体的にやってくれる事の一例は、以下の通りです。
・葬儀はどう執り行うのか
・埋葬はどうするのか
・遺品の処分はどうするのか
・役所への死亡届などの提出
この死後事務委任契約の料金相場ですが、約50万円と言われています。
ただ、葬儀の費用や、遺品整理を業者にお願いする費用は別途必要になってくるので、場合によっては100万円以上になることもあると言われています。
いずれにしても相応の費用がかかることは、把握しておく必要がありますね。
2.身の周りのモノの整理
自分の老後や亡くなった後に備えて、身の回りのモノの整理をしておく必要があります。
遺品整理は、家族や親族がやってくれる場合、整理すべきモノが沢山あることで、多大なる負担をかけてしまいます。
大きな負担をかけないためにも、不要なモノは処分して、必要なモノだけに整理しておく必要があります。
また、遺品整理をしてくれる家族や親族がいない場合、死後事務委任契約を結んで遺品の処分を事前に取り決めることは出できますが、大量に不用品がある場合は、業者にお願いする必要も出てくるのでさらに費用もかかってきます。
なるべく費用を抑えるためにも、身の回りのモノの整理は必ずやっておかなければいけません。
以下の記事に生前整理のモノの処分のやり方など、詳細に記載していますので、是非ご確認ください。
※おすすめの記事
→生前整理のやり方を4つのステップで徹底解説
3.遺言書の作成
自分の意図しない人に財産を引継ぎしないためにも、遺言書を作成しておきましょう。
事前に遺言書を作成し、財産を引き継ぎする相手を決めておくことで、老後のお世話や何かあった時の依頼もしやすくなるというプラスの効果もあります。
なので、自分の財産を引き継ぎしたい人がいる場合、遺言書は事前に必ず作成しておきましょう。
4.お金周りの整理
契約している銀行口座やクレジットカード、加入している保険、お金の貸借などすべてを洗い出して、まとめておきましょう。
これらの口座やクレジットカードなどは、自分の死後に解約手続きをしてもらう必要があります。
通常は、家族や親族にお願いすることになりますが、どれだけの口座やクレジットカードがあるのか、解約する必要があるのかを伝えて置く必要があります。
そこで活用できるのが「エンディングノート」です。
どれだけ自分の財産があるのかをこのノートに記載しておき、何かあった場合に、このノートで引き継ぎできるようにしておきましょう。
また、家族や親族がいない場合は、死後事務委任契約でこれらの手続きをお願いできるので、事前に取り決めておきましょう。
まとめ
以上となります。
独身者の方の場合のやるべき生前整理の内容をお伝えしましたが、財産の相続や、遺品整理や病院への入院など、思ってもいないところで色んなリスクがあるのが分かりますね。
やはり大事なのは、自分が元気な間にモノや財産の整理を少しずつでも行っていくことです。
しっかり準備すれば、老後の不安というのも無くなり、安心で、快適な生活を送ることが出来ます!
是非この記事を参考にして下さい。