サトミ
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- いつも体がボロボロになるまで頑張りすぎてしまう
- 他の人と比べて私なんて・・・と、よく落ち込んでしまう
- 楽しもうとしている自分がいる一方で、もう一人の”自分”が、お前はダメだ!
と自分の心の声が言ってくることはないですか?
ポジティブな考えで常にいたい反面、時たまそれを抑えつけて楽しんではいけない、自分なんてという考えが襲ってくることがあると思います。
「自分を大切にしましょう!」
というフレーズは良く聞くと思いますが、自己否定が強い人がこのフレーズを聞いても、全く響いてきません。
それを聞いても、自分はダメだ、自分が大切にされる価値はないと、心の声で覆いかぶせてしまうのです。
これは、当時自己否定にさいなまれて、ボロボロになるまで働いていた自分がまずそうでした。
でも、今の私は違う。
私は、私のことをすごく大切で、愛おしい存在であると思えるまでになりました。
では、こんな私がどうしてポジティブな自分に変わることができたのか。
自分を大切にするというマインドに変えることが出来たのには、一体何が関係しているのかを紹介していきたいと思います。
目次
【実話】かつての私も自分を大切にできなくてボロボロでした。
私は、仕事で一度体をこわした過去があります。
ほんとうに満身創痍という言葉の通り、仕事というものに身も心も注ぎ込んできました、思っている以上に体も心もボロボロだったんですよね。
どうしてそんなことになったのかをここでお話したいと思います。
心の中にあった「男性に負けてはいけないという」思い
私は約9年間、SE=システムエンジニアの職に就いていました。
この仕事を選んだ背景には、
「男に負けないぐらい働けて、一人でも食べていける自分になりなさい。
あなたは、いつまでも働ける女性でないとダメ。」
と言っていた母の言葉がありました。
この言葉を聞いて、「はい、分かりました!」
という回答はしていなかったと思います。
でも知らず知らずの内に、私は男性と変わらないぐらいの給料で、どちらかというと男性色が強いSEという道を選んでいました。
今思えば、紛れもなく母の言葉が影響していたなと思います。
常に不安でいっぱい。認められたい衝動にかられていた20代
実際に働いてみて思ったのは、一言でも大変だったなということ。
終電なんて、当たり前。
なんなら徹夜もいとわないこともありました。
でも、私は弱音を吐くことはあまりなかったんですよね。
それどころか、過酷な環境になればなるほど、頑張らないとという思いが強くなり、男の人に負けてはいられないと思っていたのです。
とにかく認められたい!
4、5年経ってくると、リーダーとしての立場を任されるようにまでなってきました。
少しずつ認められて、仕事ができるようになっていても、私はまだダメだ・・・という気持ちでいっぱいで、休みの日も常に仕事が頭から離れませんでした。
休みの日は死んだように寝ていたのを覚えています。
最悪な状況になるほど、頑張らないとがエスカレートしていった
そんな私も8年目の当時に任された仕事がかなりの大炎上をしてしまって、激務の日々でした。
でも、リーダーだし、私が頑張らないで誰が頑張るんだ!
という思いで、がむしゃらにやっていました。
そして、いつも帰宅するのは最後。
自分の上にだけついた電気を消して戸締まりする時に、無事に今日も終われたという気持ちと、まだまだ頑張らないとというプレッシャーを与える自分がいたのを覚えています。
周りには、
「どうしてそんなに頑張れるの?」
「早く帰って休みなよ」
と、いつも心配されるまでに。
でも、そんな言葉を聞けば聞くほど、頑張らなければという考え、というか妄想がエスカレートしていったのです。
無理をしている自分に気付けたのは倒れるという最悪の状況下だった
そんな私もついにガタが来てしまい、倒れることに。
この時、初めて、頑張りすぎていたんだと気付けました。
ただ、どうして頑張りすぎてしまうのか自分でも全く分かりませんでした。
そして自己否定が強い自分や、自分を大切にするとはということを知るために、色々本を読み、ある原因に気付くことができたんです。
自分を大切にできなくなったのは、自分自身ではなく親や近親者からの影響
実は自分を大切にできなくなっていた原因として、幼少期に関わった親や近親者との関係性にあることに気付きました。
これは、「母という病」という本から教わったのですが、読み終わった時にそうだったのかと腑に落ちるような悲しさと納得が入り混じったような不思議な気持ちになりました。
100点を取っても、今回だけじゃなくて、次も頑張るのよ。
こういったやり取りを経験している人、いませんか?
幼少期を振り返ると、母親から心底褒めてもらえた!ということはなかったんですよね。
これ、当てはまる人、多いのではないでしょうか?
褒めてもらえないから、
あぁ・・・もっと私は頑張らないといけないんだ。
”今”の私ではダメなんだ・・・
という思考回路になっていたんですよね。
こういったコミュニケーションで、次第に自分はダメだという思考に置き換わっていたのがまず大きな原因としてありました。
そして、それは例え幼少期だけの体験だったとしても、大人になってもその時に受けた傷が癒やされずに、生き辛さを感じることになってしまうのです。
まずは原因を認めることが第一歩。では次に何ができるのか?
幼少期の親との関わりで、自分の中の固定概念つまり自己否定の自分を作り上げているということに気付いていない大人が、実は沢山います。
そして、気付かないまま、最期を迎える人も多いのも事実。
これ、人生損していると思いませんか?
なので、まずはこういった自分がいるという事実に気付くことが大事。
でも、気付いただけでは変わらないんですよね。
次にどうやっていけば、こういった自己否定という苦しさから解放できるのかを解説していきたいと思います。
自分を大切にする為に必要な3つのマインド
大切なことは、自分の頭の中の声を変えることです。
変えることはとても難しく、苦しさもあります。
でも、このまま自己否定で楽しくない人生を歩みたくないですよね?
というか、これを読んでいる人には、私はそんな人生を歩んでほしくないなと思います。
ここでは、そんな自己否定を変えることができる3つのマインドを紹介します。
マインド①自分はできる!自分は大切!と心だけでなく声に出す
声に出すことが何より大事です。
発生することで、無理矢理でも自分の考えというのは不思議と書き換わっていくものです。
なので、自分はできる!自分は大切!と声に出していきましょう。
周りの人の目が気になると思うので、できるだけ人がいない場所がおすすめですね。
ちなみに私は朝、会社に出勤する前と寝る前に言ってました。
マインド②美味しいものやオシャレなどを楽しんでみる
自己否定が強いとどうしても食事や身なりがないがしろになりがち。
特に私は男性に負けたくない!思いが強かったので、メイクやファッションも地味で、女性としてのオシャレを楽しんではいけないと思っていました。
でも、オシャレをもっと楽しもうと思い、普段しないアイメイクを勉強してみたり。
スカートを履いたり、見えない部分で言うと、ちょっとおしゃれなランジェリーを着けてみたり。
最初は違和感に感じました。
でも、やってく内に、私って女なんだ!
もっと綺麗になりたい!
と思えるようになりました。
頭って不思議ですね。
数年前のオシャレを楽しめてなかった自分がウソのようだなと思います。
それ以上に、女性としてオシャレを極めたいと思うまでになりました。
マインド③彼や友達・・・自分の大切な人を大切にする
自分を大切にすることは大前提ですが、自分が大切にしている人に愛情を持って接することも、大事。
それは、愛することで、愛情を返してもらえるからです。
人を大切にすることで、自分自身も大切にしてもらえるんですよね。
親から満足に愛してもらえなかった愛情を本来は親から得ることが一番ですが、それが難しい場合は、恋人や、友人など自分の大切な人から愛情を得ることが一番と言えます。
自分を大切にすることで劇的に人生が変わる!
私は自分を大切にするようになって、以下のように人生に対する考えが変わりました。
・仕事ばかりしていた自分を手放せた。(仕事を変えることができた)
・女性として身だしなみを楽しめるようになった。
・恋人や友人などプライベートの時間を優先できるようになれた。
少し見方を変えるとこれだけ人生って変えることができるんですよね!
今思うのは、自己否定していた頃の自分も、否定的に見るのではなく、それさえも良い経験だったなと思っています。
あなたを一番大切にしてくれるのは、「あなた」であるということ
ここが一番大事だなと思うのですが、あなたを一番大切にできるのは、紛れもなくあなた自身だということ。
人から愛してもらうということも重要ではありますが、何より大事なのは自分自身が愛してあげなくては、人からの愛も受け取れません。
否定的な考えにさいなまれてしまうという人も、紹介した3つのマインドを何か試してみて下さい。
時には弱った自分のはけ口も必要。そんな時に私がやっていた電話相談
なかなか自分というのはすぐ180度変えることはできないもの。
私もこんな風に考えられるようになるまで、時間はかかりました。
時には辛くなってしまう自分もいたんですよね。
でも、そんな弱い自分が出てもいいんです。
そうなったら、
「あ・・・また弱い自分がきたな。」
と。
ただ、苦しさを分かって欲しい・・・そんな時にはけ口にしていたのが、実は電話相談。
身近な人に相談できないというかしたくないなという時に、利害関係のない第三者であれば、後腐れもなく良いなと思ったのがきっかけ。
不安な自分がいざ話したい時に、親身になって話を聞いてくれ、特に母親と同性代かな?と思われる女性のカウンセラーの方もいたので、話している時に母に癒やしてもらえなかった心の痛みを分かってもらえたという安心感が、かなりありました。
ただ、あまりはまりすぎるとお金を使ってしまうなと思い、どうしてもという時にだけ限定していました。
この電話相談という存在を知ってから、私は何かお守りのような安心感を手に入れた気分で過ごせるようになった気がします。
それは、困ったことや苦しい時に相談できる人がいる、利害関係がないから、想いのままに話すことができるという点。
1分100円代〜で、口コミを見ながら選べるので、自分に合いそうだなという人を自分の考えで選べる良さがあるなと思いました。
今の苦しさを、少し相談して和らげたい時におすすめです。
まとめ
自己否定の根底にあるのは、幼少期の親との関わりにあります。
子供というのは、安全基地として本来あるはずの母親に、安心感を得たい、認められたい思いが誰しもあります。
でも、そんな母親から浴びせられる言葉は、ダメ、なぜ出来ないという脾摘的な言葉。
これでは、安心感は育たず、自己否定が育ってしまう要因になります。
そして、それは幼少期だけでなく、おとなになってからも苦しむことになるのは誰も気付いていないのです。
もしこの記事を読んでいるあなたが同じような経験をされているなら、是非一度立ち止まって幼少期の体験や、そこで感じてきた自分の思いをじっくり思い返してみていただきたいです。
そしてそんな自己否定の自分を手放すという決意をここから初めていただければと、そんな思いで記事を書いてみました。