サトミ
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生前整理と遺品整理で何が違うの?
どっちの方が片付け楽なんだろう?
と疑問をお持ちではないですか?
老後を意識し出した時に考えるのが、この生前整理。
一方の遺品整理は、亡くなった後に行います。
生きている間にする生前整理と、亡くなった後にする遺品整理では、どのような違いがあるのか?
実は、遺品整理と生前整理は、似ているようで、大きな違いがあります。
そこで今回は遺品整理と生前整理の違いについて徹底的に説明していきます!
目次
遺品整理とは何?
遺品整理は、本人が死んだ後に、家族や身の回りの人が、亡くなった本人のモノを整理することを言います。
この整理するモノの中で、家や車などの財産に値するものが出てくる場合があります。
遺品整理の場合、これらの財産は、誰かに相続する必要が出てきます。
ここで、本人が遺言書を書いていれば、そこに記載されている通りに遺産を相続します。
ただし、遺言書がなく、遺産の分割に揉めてしまった場合、どのように相続するのかを遺産分割協議で決める必要が出てきます。
このような遺品整理で揉める事を防ぐためにも、生前整理で遺言書を書いておくことがが必要です!
生前整理と遺品整理はどう違うの?
では具体的に生前整理と遺品整理でどのような違いがあるのか、またその違いは何を意味するのか?
3つのポイントに分けて説明していきます!
その①主体が違う
ではこの遺品整理と生前整理で何が違うのか?
以下の表で説明します。
生前整理 | 遺品整理 | |
いつ? | 死ぬ前 | 死んだ後 |
誰が主体? | 本人 | 家族 |
誰の為に? | 残される家族の為 | 残された家族、社会 |
やることは? | 不要なモノの整理 相続の整理 お金の整理 |
不要なモノの整理 相続の整理 お金の整理 |
ここで注目して欲しいのが、誰が主体か?です。
遺品整理は家族がしますが、生前整理は本人がすることになります。
生前整理と違って遺品整理は、家族がする分、周りの人に負担をかけるというデメリットの要素があることが分かります。
その②不用品の処分は遺品整理の方が多い
モノを整理する観点で言うと、生前整理も遺品整理も大きく違いはありません。
しかし、遺品整理の方が生前整理より、処分する荷物の量は多い傾向にあります。
生前整理の場合は、生活していくために必要なモノは残して、これからの生活や自分が死んだ後に不要なモノは処分します。
遺品整理の場合はどうなのか?
この場合、それまで生活するために必要だったモノだけでなく、不用品まで処分するので、家族の負担はとても大きいです。
なので、遺品整理の方が処分する荷物の量が多くなるのです。
生前整理をしっかりやっておく必要があることが分かりますね!
その③生前整理の方が時間的な余裕がある
遺品整理の場合、行う時期としては四十九日を過ぎてからが一般的です。
しかし、マンションの場合だと、家賃がかかるので、そうもいきません。
そのため、マンション暮らしの遺品整理の場合は、すぐに行います。
一方の生前整理は、生きている間に身の回りの整理をします。
明確に「いつ」という規定はありませんが、気付いた時にすぐ始めるにこしたことはありません。
私が生前整理を始めることになったきっかけは、祖父が亡くなったことからです。
持ち物がそんなに少ない祖父でしたが、生前整理を全くやってなかったので、遺品整理が思った以上に大変でした。
そこで感じたのは、
「土地の登記簿どこ?」
「こんな口座作ってたの知らない!何の為に作ったの?」
「電気の引き落としの名義変更しないと!」
と、必要なモノがなかったり、思ってもみないモノが出てきたり、手続きが大変だったり、やることの多さにパニックになりながら作業をしたのを覚えています。
なので、何も準備せずに亡くなった時の家族の苦労を考えると、生きている間に、自分の身の回りを整理する重要性を痛感し、生前整理を始めました。
私の例以外で言うと、自分の病気や、家族の介護が必要になったなど、状況によって、理由は色々となります。
いつ自分が亡くなるかは予想できないので、生前整理は気付いたタイミングで始めることがベストであるのが分かりますね!
生前整理のやり方は?
生前整理は、どのように進めたら良いのか?
また、生前整理を行うために、必要な準備は何なのか?
生前整理でモノを整理して、より良い老後にするための具体的なやり方について、以下の記事に詳細にまとめていますので、ご参照ください!
まとめ
以上となります。
いかがでしたでしょうか?
注目すべき点は、生前整理と遺品整理でもやる主体が異なってくる点ですね。
遺品整理の家族の負担を減らすためにも、しっかり生前整理をやる必要が分かりますね!
この記事を参考に、より良い老後を過ごせるように、しっかり生前整理の準備を行っていただければと思います。