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サトミ

大学受験失敗、激務のSE時代、退職、身近な人の死・・・10代、20代と目まぐるしい時間を過ごしてきた中で、自分の人生ってなんだろうと深く考えるようになる。 モノと気持ちの整理をすることで、より豊かな人生を歩みたい、そんな思いでこのサイトを運営中。

自分が亡くなった後、ペットはどうしたらいいの?
とお悩みではないですか?

長年続いているペットブームから、老後を犬や猫などの動物を飼って過ごしたいと考える年配の方も増えています。

ずっと一緒に過ごすからこそ、家族同然と考える方も多いですが、その一方で、自分が亡くなった後を心配する方も増えています。

何も準備しないまま、自分が亡くなってしまった場合、家族がいれば引き取ってもらうことは可能ですが、場合によっては、誰も引き取り手がいなく、露頭に迷ってしまうなんてことも出てきます!

このような可愛そうな状況になってしまわないためにも、しっかりペットの生前整理をする必要はあります。
そこで、今回はペットに関連した生前整理について、お伝えしていきます!

知らないと危険!自分が亡くなった後のペットの行方2ケース

自分が亡くなった後のペットはどうなるのか・・・と気になりますよね。

家族がいれば引き取りは可能でしょうか、それでも、家族が引き取ってくれない、独り身の場合、どうなるのか考えられるケース2つをご紹介します。

①保健所に引き取られ殺処分

自分が亡くなった後、家族や、知り合いなどからの引き取り手がおらず、保健所に引き取られる場合があります。

H28年度の調査では、保健所による犬猫の引取り11万に対して、殺処分されたのは、なんと5万6千にも及びます。
約半分が引き取り手がつかないまま、殺されてしまっているのですね。

これらの引き取られるケースとして、迷い子、飼育放棄など様々あります。
しかし、飼い主が亡くなり、身寄りがなくなってしまって、野良犬、野良猫になってしまって保健所に引き取られたというケースも、少なくありません。

保健所で引き取られた後、新しい引き取り手が見つかれば良いのですが、見つからなければ、殺されてしまうというのが現状です。

飼い主としてもこのような事は絶対望んではいないはずです。

そのまま自宅で餓死してしまう

一人暮らしの場合、飼い主が孤独死してしまい、それに誰も気付かず、ペットも一緒に餓死してしまうケースもあります。

ペットは、飼い主から離れられずに、そのまま寄り添い、亡くなってしまう・・・
決して飼い主もこんな事を望んではいないと思いますが、現実として起きてしまっているのですね。

これらのケースをみていると、生前に自分にもしものことが合った時を考えて、ペットの生前準備もしっかり準備しておく必要が分かりますね!
では、どのような準備ができるのかを次に説明していきます。

しっかり準備で安心!ペットのための生前整理4選

ペットのためにできる生前整理も色んなやり方はあります、ここではおすすめするペットの生前整理でやるべき4つをご紹介します。

①NPOや保護団体にお願いする

NPOや保護団体などの非営利団体に、里親を探してもらう、自分にもしもの時があった時にどうしたらいいか相談する。
このような団体は、事前にお願いしておけば、自分にもしもの時があって飼えなくなった時に代わりに里親を探してくれたり、中には里親の情報を持っているところもあります。

ネットなどで、自分の家の近くにお願いできる団体がないかを探してみるのも一つの手となります。

②死因贈与、生前贈与でお願いする

事前に財産を渡す代わりに、自分に何かあった時にペットの世話をお願いするという双方合意のもとに行う契約を結んでおくことです。

契約を結ぶ相手は、家族や知人や、近所の方など、自分が信頼できる方を選ぶことが多いです。

死因贈与の場合は、自分が亡くなった後に契約の効力が発生します。
一方の生前贈与の場合は、自分が亡くなる前に契約の効力が発生します。
効力の発生タイミングが異なるのですね。

亡くなった後だけでなく自分が介護などで身体が動かなくなった事を考えて、生前贈与という形で契約する方もいます。

③ペット信託サービスを利用する

ペット信託サービスを利用して、事前に用意していた財産を使って、飼い主がお世話できなくなった時に、代わりにペットのお世話をしてもらう制度に申し込んでおく方法もあります。
このサービスは、2013年から始まっている制度で、飼い主のもしもの時に用意していた財産を使って、ペットを代わりにお世話をしてくれる制度です。

これらのサービスは、人間が自分のもしもの時にかけておく保険のような仕組みになっています。

お願いできる人がいない、自分のペットをしっかり世話してくれる人にお願いしたいという方には、大変便利なサービスです。
以下の記事にペットの信託サービスについて、詳細な記事をまとめましたので、是非参照してください。

③ペットの情報をまとめておく

自分に何かあった時を考えて、ペットの血統書の有無、避妊手術の有無、ペット保険に加入しているか等、必要な情報をまとめておきましょう。
これらの情報は、自分の代わりにお世話をしてくれる人に向けて、重要な情報となります。

特にペットの保険等は、ペットを引き継いでお世話をしてもらう際に、加入し続けるのかという問題も出てきます。

もしもの時に備え得て、しっかりまとめておきましょう。

まとめ

以上となります。
家族と同じぐらい大事な存在であるペットは、自分が亡くなった後も、元気に幸せに生きているように準備をしておくことが大事です。

ペットを飼うお年寄りの方も増えているので、紹介した里親制度や、信託サービスなどの手厚いサービスも増えてきています。
まだ認知度は低いですが、これから益々利用者も増えてくるでしょう。

是非この記事を参考に、自分の大事なペットの生前整理を始めるきっかけにしていただければと思います。