サトミ
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デジタル遺品のトラブルってよく聞くけど、どんな被害があるの?
と気になっていませんか?
デジタル遺品のトラブルは年々増えており、亡くなった人だけでなく、家族を巻き込むとんでもないトラブルにになってしまうこともあります!
私もこのようなトラブルがあることを知ったのは、ある本からです。
その本の名は『「デジタル遺品」が危ない』です。
この本を読んで、改めてパソコンやデジタルコンテンツの生前整理の重要性を実感しました。
今回は、この本で紹介されている、デジタル遺品に関するトラブル事例2選をご紹介します!
目次
知らないと危険!デジタル遺品に関するトラブル事例2選!
デジタルコンテンツは、目に見えないだけあって、遺品整理を行う時にも見過ごされがちです。
しかし、何もしないまま放っておくと大変なトラブルを引き起こすこともあります。
実際にどんな事例があるのかを2つの事例で紹介します。
トラブルその①”愛妻家”の夫が遺した信じがたい写真の数々
愛妻家として知られ、夫婦旅行が趣味であったご主人の徹さん(61歳)。
奥さんの雅子さん(60歳)は、ご主人を心臓発作で亡くされました。
二人でよく旅に出ていたそうで、唯一の趣味であったカメラで、よく写真を撮っていました。
数年前から、場所を取らないパソコンで写真の管理をしていたとのこと。
遺品整理として、奥さんが写真の整理を行おうと業者にお願いして、パソコンから写真を取り出してもらうことに。
しかし、そこには「シークレット」と名のついたフォルダが・・・
開いて見ると、旦那さんが知らない女性の肩を抱いて一緒に写っている写真が!
結婚して35年。
妻一筋だと信じ込んていた奥さんのショックはかなり大きく2週間寝込んでしまったとのこと。
このような写真は、家族は知らなくて良い情報であり、知った時の家族のショックは計り知れないものがあります。
秘密の情報は、すぐに破棄する、本人が墓場まで持っていく責任があります。
すぐに破棄するのであれば、問題ありませんが、置いておくのであれば、パスワードをかけておくことは最低限しておきましょう。
トラブルその②家族も知らなかったFX取引で1,500万円の損失!
夫の浩志さん(67歳)が交通事故で亡くなった翌日に外貨為替取引を行っている業者より連絡があり、なんとFXの取引で1,500万円の損失を被っていると言われたとのこと。
ここまでの損失になった原因は、大きな為替変動に対して、証拠金の追加や損切りをせずに放置していたことによります。
元々、1,000万円を証拠金に充てていましたが、為替の暴落により、証拠金以上の損害になってしまったとのこと。
夫がそのような取引を行っていることは、奥さんの淑恵さん(62歳)は知らなかったそうです。
「そもそも、そんなお金は用意できないと先方には伝えたけど・・・」
と、しぶしぶ支払いは行うことに。
奥さんからしたら、FX自体がどのような仕組みになっているのかも知らず、気付いたら、負債だけが自分にふりかかっていたという状況に。
夫がFXをやっていることを知っていれば、このような下落に対して、損切りや証拠金の追加をしていれば、防げたかもしれないと後悔。
このように家族が知らないところで、株やFXの取引をしていて亡くなった場合、急な為替や株価の暴落により、大きな損失を被ってしまい、それが家族の多大なる負担となってしまうことがあります。
本人もまさかこんな事になるなんて!と思っていなかったと思いますが、日々変動する株やFXの取引値を考えて、自分が亡くなったらどうなるのかをリスクとして考えておく必要があります。
家族がいるなら、しっかり引き継ぎできるようにエンディングノートなどで準備をしておく必要があります。
これらのトラブルを避けるために出来ることは「生前整理」!
これらのトラブルを見てもらって分かるように、デジタルコンテンツに対しても生前整理しておく必要があります。
先程の為替の取引や、家族に秘密の写真があるなど、家族に負担や迷惑をかけないように、しっかり事前の整理をしておきましょう。
そこで、以下の記事にデジタルコンテンツの生前整理のやり方を記載しているので、是非参照してみて下さい!
まとめ
以上となります。
これらの事例は、決して他人事ではなく、自分にも起こりうる可能性があります。
自分が残したデジタル遺品で家族を悲しませたくないですよね?
そうしないためにも、しっかり生前整理をする必要があります。
是非この記事を参考に、デジタルコンテンツの生前整理を始めるきっかけにしていただければと思います。