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自分にもしものことがあった時に備えてペット信託サービスを利用したい!
もしもの時のために自分の財産をペットの為に残しておきたい!
そんな風にお考えではありませんか?
家族同然として一緒に暮らしているペットだからこそ、自分が亡くなった時にどうしたら良いのか考えますよね。
そこで今、注目を集めているのが、このペット信託のサービス。
このサービスは、財産を事前に信頼できる人物や団体に預け、自分が亡くなった時に、事前に決めておいた飼い主に、ペットのお世話を代わりでしてもらえる
とても便利な制度です。
名前は知っているけど、実際にどんな仕組みになっているのか、どんな手続が必要なのか・・・
今回は、ペット信託サービスについて、一体どんな仕組みになっているのか、メリットやデメリットも含めて紹介していきます!
目次
ペット信託サービスとは?
ペット信託サービスとは、飼い主が亡くなった、介護が必要になり世話ができなくなった場合に備えて、事前に預けていた自分の財産を使って、新しい飼い主にペットをお世話してもらえるという制度です。
設立自体は、2013年とまだ日は浅いですが、高齢者の方がペットを飼う需要が増えていることから、これから増えていくことが想定されています。
現に、生前整理の一環として、自分が元気で、判断力がある間にこのサービスを利用されている人が増えているとのこと。
財産をペットのために信託しておくことで、相続財産と別の扱いになるので、ペットのために確実に財産を残すことができます。
これらのサービスを利用することで、一体どんなメリット、デメリットがあるのかを紹介していきます!
ペット信託のメリット2選
ペット信託を利用することで、大きく2つのメリットがありますので紹介します!
①自分の財産をペットに使える
自分の財産を、自分が亡くなった後のペットの飼育費用として、使用することができます。
法律上、自分が亡くなった時に、財産をペットに相続することはできません。
でも、ペットが最後まで幸せに暮らせるように財産を使いたい方もいますよね?
そんな場合に、このサービスは、事前に自分の財産をペットのために預けておくことができるので、大変便利です。
②ペットの財産が適切に使われているか第三者が監視してくれる
自分がペットを飼えなくなった後は、事前に決めていた新しい飼い主の手で育ててもらえます。
元々ペットのために残した財産は、新しい飼い主の手に渡り、その費用で、ペットのお世話をしてくれます。
そこで気になるのが、本当にペットのために飼育費用が使われるのか。
場合によっては、ペットの飼育はまともにせずに、お金を自分たちの為に使われるのではないかという心配がでてきますよね?
信託契約では、財産が適切に使われているか第三者が監督してくれるので、安心して任せられます。
この第三者とは、弁護士や司法書士などの専門家にお願いすることもできますし、家族信託であれば、自分が信頼できる人を第三者に立てることもできます。
ペット信託のデメリット
ここまでメリットを挙げましたが、逆にデメリットは何があるのか気になりますよね。
そこで考えられるデメリット2つをご紹介します。
①費用が高い
ペット信託の契約から実際の毎年の飼育費用まで含めると、おおよそ200万円〜500万円近くまでとなり、かなりの費用がかかってきます。
まとまったお金が用意できないので、このサービスは利用できない・・・と思われるかもしれません。
しかし、これらの費用も毎月積み立てておくなどの対応も可能ではあります。
②信頼できる信託会社を選ばなければいけない
自分の財産を預かってもらうので、自分が信頼できる信託会社を選ぶ必要があります。
そういった意味でも、事前に自分が住んでいる近くで、お願いできる信託会社を探す必要があります。
ペット信託の費用相場
ペット信託の費用はいくらかかるのか?気になると思います。
大体ではありますが、以下に、契約締結〜ペットを実際に飼育する際の相場費用を記載します。
⇒内訳として、合同会社設立費用、契約書作成費用、遺言書作成費用
・合同会社運営費 :月1~4万円ほど。
・ペットの飼育費用 :100~400万円ほど。
この費用もペットの生涯がどれぐらいの期間になるかで大きく前後します。
ただ、最低でも200万円近くが必要であることが分かりますね。
ペット信託の流れ
ここまで、ペット信託のメリット・デメリットをご紹介しましたが、実際にペット信託はどのような仕組みとなっているのかをご紹介していきます!
①合同会社設立
仕組みとしては、飼い主を代表に管理会社を設立し、この会社にペットの信託にかかる必要な資産を移しておきます。
そのためにも、事前にどれだけの費用が必要か見積もっておく必要があります。
②信託契約書の作成
ペットをどのように飼ってもらいたいか、ペットはどのような性格かなどを記載し、自分の代わりに飼ってもらうにあたってのペットの詳細事項を記載しておきます。
③新しい飼い主を探し、依頼
新しい飼い主を事前に探しておき、その人に、依頼しておきます。
自分の家族や友人などにお願いしても良いですし、お願いできる人がいなければ、信託サービスを運営している会社に依頼して里親を探してもらうのも一つの手ですね。
④新しい飼い主が大切にペットを飼っているか第三者が監視
本来の飼い主が飼えなくなった場合、新しい飼い主がペットのお世話を行います。
ここで、事前に預けていたペットの飼育にかかる費用を新しい飼い主に渡します。
弁護士などの第三者の機関が、ペットが大切に扱われているか、ペットの飼育費用が適切に使われているか監視します。
まとめ
以上がペットの生前整理で利用できるペット信託サービスとなります。
このようなサービスができた背景には、高齢者の方がペットを飼うことが増えていることもあります。
また、家族同然の存在であるペットを、最後まで看取りたい思いに応えたサービスであることが分かりました。
ペットの生前整理として、このようなサービスを利用し、自分にもしもの時があった時でも、お世話を任せられるのは、ペットの今後の人生を考えても、とても安心であると思います。
是非この記事を参考にしていただければと思います。