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サトミ

大学受験失敗、激務のSE時代、退職、身近な人の死・・・10代、20代と目まぐるしい時間を過ごしてきた中で、自分の人生ってなんだろうと深く考えるようになる。 モノと気持ちの整理をすることで、より豊かな人生を歩みたい、そんな思いでこのサイトを運営中。

尊厳死宣言書を書いておくとどういうメリットがあるの?
どう書いたら良いか分からない!

とお悩みではないですか?

生前整理の一環で記載するエンディングノートの中には、尊厳死について触れているものもあります。
自分の最後にどのような医療を、どこまで受けたいかを考えることはとても重要です。

そこで、延命治療などを行わず、自然に迎える死を受け入れる考えとして、「尊厳死」があります。

この尊厳死を希望する場合、必ず書面で残しておく必要があります。
それがこの「尊厳死宣言書」です。

では、一体どのように記載したら良いのかを初心者にも分かりやすく、徹底的に解説していきますね!

尊厳死宣言書とは何?

本人が自分の意志で延命治療を断り、自然の流れで「死」を受け入れることを家族や医療関係者に意思表示として残しておく書面のことです。

この自然に死を受け入れる、つまり「尊厳死」の反対の考えが、延命治療になります。
末期患者に過剰なまでの延命治療は、人権や生命の尊厳を損なうという意見もあります。

そこで、自分が延命治療を希望しないのであれば、判断力がある元気な間に、「尊厳死宣言書」として、書面に残しておくことは、延命治療が必要になった時に残される家族にとっても大きな助けとなります。

尊厳死宣言書を書いておくとどんなメリットがある?

この宣言書自体には、法的な効力はありませんが、医療現場で延命治療をしない意思表示になります。

また、自分に何かあった時に、延命治療をするかどうかの判断を家族がする際の、大きな判断材料にもなります。

そのような意味でも、生前整理の一環として、延命治療を希望しないことを決めているのであれば、尊厳死宣言書を書いておくことは、とても重要な作業になります。

尊厳死宣言書に書いておく5つのポイント

まず、尊厳死宣言書には、決まった形式はありません。
形式もないので、自由に作成することが可能です。

但し、内容に記載すべき5つのポイントがありますので、ご紹介していきます!

①延命治療をしない意思があること。
②苦痛を和らげる処置は最大限に利用する意思があること。
③尊厳死を希望することについて、家族も同意していること。
④医師や家族が自分の尊厳死を容認してくれたことに対し、刑事上及び民事上の責任を負わせないで欲しいというこ。
⑤本人が判断能力がある時に作成したもので、本人が撤回しない限り、尊厳死宣言書の内容は効力を持っているということ。

これらの内容を盛り込んだ上で、宣言書を作成しましょう。

尊厳死宣言書を公正証書にしておくとより高い効力がある

この尊厳死宣言書も公正証書という形で残しておくことで、より効果的で、正確な宣言書になります。

これは、公証役場という機関で、公証人が尊厳死宣言書を公正証書として記載します。
公正証書を作成するには、以下の書類が必要になります。

・『運転免許証等(パスポートや写真入りの住基カード)+認印』
・「家族の記載がある」本人の『戸籍謄本』
※代理人に依頼する場合
・『委任状(代理人との契約内容を記し、委任者の実印を押したもの)+印鑑証明書』
・代理人自身の『運転免許証等+認印』、もしくは『印鑑証明書+実印』

また費用としては、基本手数料が11,000円、正本代が約1,000円(署名用紙1枚を含め正本4枚とした場合、正本代1,000円。)
以上で、合計1,2000円の費用がかかります。

自分の最期を考える上でも、生前整理はとても重要

自分の最期を考えることはとても重要です。
また、同じくらい大事なのが、自分の身の回りを整理することです。

不要なモノを処分したり、財産周りの整理をしたりと、自分の身の回りにあるモノは整理できていますか?
よりよい老後にするため、そして、自分が亡くなった後に家族に迷惑をかけないためにも、是非生前整理を行いましょう。

なかなか一人で進められないとお悩みの方もいるかもしれませんが、そのような場合は、生前整理を行っている業者に相談・サポートをお願いしてみることをおすすめします。

業者も沢山あるし、費用もかかるし、どう選んだら良いか分からない・・・と思われるかもしれません。
高額費用を請求する悪徳業者もいるのは確かです。

しかし、一括見積りを行って、業者の値段や、スタッフの対応などを比較して、より自分に合う業者を見つけることは可能なのです。

そこでおすすめしたいのが、「みんなの遺品整理」です。
ここは無料で3社までであれば、一括見積りを行ってくれます。

また、無料の電話サポートもあり、遺品整理認定協会というプロの相談員が対応してくれるので安心感もあります。
気になる方は、まず相談してみましょう〜

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まとめ

尊厳死宣言書は、延命治療はせず、自然の流れで死を受け入れるための意思表示となります。
公正証書という形で残しておくことは、より効果的で、正確な宣言書にすることができます。

自分が受けたい終末医療に正解はないと思いますが、私自身でいうと、今は尊厳死を選びたいと思いました。
実際にエンディングノートにも、尊厳死宣言書を記載できるモノもあります。

自分が受けたい終末医療を考えることは、これも生前整理の一環です。

生前整理は、単なるモノの片付けだけでなく、自分の人生を見つめさせてくれます。
この自分がどのように最期を迎えたいのか、遅かれ早かれ迎える死について考えておくことは、残される家族にとっても大事な作業です。

是非この機会に生前整理を始めてみませんか?
以下の記事に生前整理のやり方についての記事をまとめているので、参照下さい。