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サトミ

大学受験失敗、激務のSE時代、退職、身近な人の死・・・10代、20代と目まぐるしい時間を過ごしてきた中で、自分の人生ってなんだろうと深く考えるようになる。 モノと気持ちの整理をすることで、より豊かな人生を歩みたい、そんな思いでこのサイトを運営中。

先祖から続くお墓を永代供養、墓じまいしようと思うけど、費用はいくらかかるの?
お墓の維持が大変で、どうしたらいいか分からない!

とお困りではないですか?

自分の老後や、亡くなった後のことを考えて、身の回りを整理する「生前整理」。
モノの整理をするなかでも、大事な整理の一つが「お墓の整理」です。

生きている間にお墓を立てる準備をする方もいるかと思いますが、最近では少子高齢化の影響で、後継者がいないので、墓じまいされる方が多いです。

この墓じまいとは、一体どうやるのか、またどれぐらいの費用がかかるのかも含めたお墓に関する気になる疑問を徹底的に解説していきます!

お墓を立てたらいくらする?

まずは、お墓を新しく立てる場合ですが、平均購入価格としては約160万円になります。

お墓を建立する場合、

総費用 = 永代使用料(土地代) + 墓石工事費(墓石+彫刻+工事)

で計算されます。
この総費用は、お墓を立てるまでにかかる総額となります。

自分の想定していた金額より大きいと思われたのではないでしょうか?

ある保険クリニックの調査によると、お墓の購入を考えている人が想定している費用として、約半数の人が100万円以下と回答していたそうです。

私も100万円を超えるとは思っていませんでした!

お墓自体は、一生に一度の買い物ということで、安さだけでなく納得がいくものを選ばれる人が多いみたいです。

しかし最近では、お墓を建てずに、「墓じまい」として、お墓を撤去、墓地を返還する人も増えているとのこと。

では、「墓じまい」が何故増えているのか?
その背景について、次にご紹介していきます!

最近多い「墓じまい」その2つの理由


大きくは、少子高齢化の影響がありますが、この影響による2つの理由から墓じまいをする家庭が増えています。

理由①残された家族に負担をかけないため
理由②子孫が絶えてしまうため

理由①残された家族に負担をかけないため

お墓は、購入するだけでも費用がかかりますが、実は管理費として、毎年お金を霊園や寺院に払う必要があります。
この管理費は、年間4,000円〜数万円がかかります。
お墓がある場所によってこの費用は変動します。

この管理費だけでも、家族に負担となりますが、修繕作業やより綺麗に維持するために清掃作業も必要になります。
管理費である程度清掃は行ってくれますが、細かいところまではなかなか難しいので、自分たちで清掃作業をする必要があります。

このように、いくらお墓の購入費用を自分達で負担しても、残された家族に、お墓の維持を費用面、労力面で負担をかけてしまうことになります。

このような負担をかけたくないという思い出、墓じまいをする人が増えているそうです。

理由②子孫が絶えてしまうため

少子高齢化の一番の影響は、やはりお墓を見てくれる子孫や家族がいないということが理由としてあります。
お墓は、それを継承してくれる人がいなければ、お墓参りしてくれて、維持してもらうことができません。

つまりは、無縁仏(供養する親族や縁者のいなくなった死者またはその霊)となってしまうのです。

そうなってしまっては、供養もされません。
誰もこのような状態を見たくないし、悲しいですよね。

なので、事前に継承者がいなければ、無縁仏になる事を避けるために、墓じまいをされる人が増えているそうです。

墓じまいはどうやってするの?4つのステップでご紹介!

では、この墓じまいはどうやってするのか?
墓じまいも、寺院の人にお願いしたり、場合によっては、役所に申請を出す必要があったりするので、手順があります。

ステップ①お墓の中身を確認
ステップ②墓じまい後の管理先を決める
ステップ③寺院・霊園との交渉
ステップ④墓石の撤去、墓石の返納

今回は4つのステップで紹介していきます!

ステップ①お墓の中身を確認

まずは、誰のお墓なのか、大きさや、お墓の経過年数、破損状態を確認しておきましょう。

ステップ②墓じまい後の管理先を決める

お墓の撤去後に、どこで管理をするのか決めておく必要があります。
では、墓じまいした後、一体どこで管理することが多いのか、ここでは3つのパターンを紹介しますね!

永代供養墓
寺院や霊園が、共同墓地や納骨堂を、家や家族に変わって供養・管理をしてくれます。

お墓参りをすることもできますし、お墓参りをする人がいなくなっても、無縁仏になる心配はありません。
そのためにも、納骨のタイミングで以下の3つの費用を払う必要があります。

・永代供養料=永代にわたっての墓守(供養・管理)の費用
・納骨時の法要のお布施
・刻字代=墓誌に名前を彫る費用

この3つの費用の相場ですが、大体10万円〜150万円となります。
金額に倍以上の幅があるのは、永代供養のお墓の形式や供養の内容によって金額が変わるからです。

散骨
遺体を火葬したあと、遺骨を粉末状にし、海や山に撒いて葬法します。
遺骨をそのままの形で撒いてしまうと、法律で罰せられてしまうので注意が必要です!

撒く場所もどこでも良いわけではなく、地域によっては条例で散骨自体を禁止しているところもあります。
違反すると罰金刑が課せられてしまいます。

このようにトラブルにならないためにも、散骨を専門にしている業者に任せることをおすすめします。

費用の相場的には、5万円〜30万円ぐらいです。
こちらも金額が大きく変わるのは、散骨に同行するかどうか等で大きく変わってくるようです。

自宅供養
自宅で遺骨を管理します。
この方法であれば、永代供養墓、散骨よりも費用はかかりません。

墓じまい後の管理先として3つご紹介しましたが、人それぞれでどのように管理をしていきたいかで管理先も変わると思います。

一番費用がかからないのは、自宅供養ですが、結局自宅で管理していた人が亡くなったタイミングでどうするかを決める必要があるので、おすすめは永代供養墓か散骨となりますね。

お墓の管理先を変更するにも、費用がある程度かかります。
どのようにしたいのかを、本人だけでなく、家族も含めて、話し合って決めましょう。

ステップ③寺院・霊園との交渉

現在管理してもらっている寺院や霊園に墓じまいをする旨を伝えましょう
またお墓を永代供養墓へ移す、別のお墓へ移す場合は、役所で「改葬許可申請」の手続きを行う必要があります。
散骨や、自宅供養の場合は、必要ありません。

ステップ④墓石の撤去、墓石の返納

墓石の撤去は、基本的には、石屋さんにお願いして撤去してもらいましょう。

お墓の整理をサポートして欲しい!そんな時には生前整理を行っている業者がおすすめ

墓じまいをしたいけど、一人でできない
誰かにサポートしてもらいたい

そのような場合は、生前整理を行っている業者にお願いしましょう。

業者によっては、生前整理の一環として、お墓の墓じまいを行っているところもあります。
そこでおすすめしたいのが「みんなの遺品整理」です。
ここは、無料で3社まで一括見積りが可能なので、費用を比較するには大変便利です。

沢山業者がある中で選ぶので、業者の値段やサービス内容を比較した上で、選ぶことはとても大事です。
なので、自分の要望も伝えつつ、なおかつ見積り比較して業者を選べるのでおすすめです。
気になる方は、まず見積り依頼をしてみましょう〜



まとめ

墓じまいの背景には、残される家族に迷惑をかけないというのもありますが、少子高齢化による子孫が途絶えるというのが大きな理由としてあります。

墓じまいした後の、遺骨の管理先として、永代供養墓、散骨、自宅供養とあるので、自分たちでどのように管理したいかで変わってきます。

撤去するにも、寺院や霊園への報告だけでなく、お墓を自宅や散骨ではなく、永代供養墓に移す場合は、役所への手続きが必要です。

これらの一連の手続きを自分で全て行うのが手間という方は、生前整理を行っている業者にお願いすることも一つの手段ですね。

お墓は、ご先祖さまが建ててくれた大事な資産。
しかし、家族が定期的に掃除・メンテンナンスをする必要があるので、どうしても難しい状況になった場合は、墓じまいも検討してみてはいかがでしょうか。