サトミ
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残された家族のことを考えて保険を見直したい・・・
生前整理で保険を整理するメリットは何?
と気になっていませんか?
生前整理ではモノの整理だけでなく、保険や預貯金などの財産周りの整理も大事なことです。
財産は、目に見えないものなので、整理が後回しになることが多いです。
しかし、何もしていなかったら、葬儀等でお金の負担をかける、相続財産に想定外の税金がかかってしまった!等の負担を家族に強いることになります。
このような事にならないためにも、保険を見直すことはとても重要です。
では、どんな保険に入ったら良いのか?
保険を見直すメリットは何なのかを解説していきます。
目次
生前整理をやる意味は?
生前整理をやる意味は、自分が亡くなった後、残された家族に迷惑がかからないように、自分の身の回りのモノを整理します。
残された家族のためだけでなく、最近では、自分自身の老後をより快適に安全に過ごせるようにという意味も含まれています。
もし生前整理をしていなければ、遺品整理で家族に負担を強いることになるので、できるだけ生前に整理しておくことが重要となります。
保険の見直しにより得られる2つのメリットとは?
では生前整理で保険を見直すことのメリットは、一体何があるのでしょうか?
大きくは2つのメリットがあります。
・メリット2:保険の見直しで節税になる
では順に説明しますねー!
その①残される家族にお金を残すことができる
終身保険であれば、一生涯の保障を受けることができるので、自分が亡くなった後に、保険金として家族にまとまった金額のお金を残すことができます。
自分が亡くなった後は、葬儀やお墓の準備など、何かとお金が必要です。
これらのお金も決して安くないので、ある程度まとまったお金が必要になります。
そんな時に、保険金として、家族にお金が残れば、金銭的な負担が減るので家族も助かります。
その②保険の見直しで節税になる
この保険で節税というのは、保険をかける事で、生命保険料等の一定額が所得から控除されます。
生命保険料控除に該当する金額分が非課税となります。
保険料を支払うことに対する税負担の軽減制度ですね。
これらのことから、保険をかけることは、自分の家族のために保険をかけつつ、節税できるので、大きなメリットがあると言えます。
保険の見直しで懸念される2つのデメリットとは?
では逆に保険を見直す際に、懸念されるデメリットには、一体どのようなものが考えられるのか?2つご紹介します。
・デメリット2:保険によっては、解約時に返戻金が発生しない
その①自分の思っているライフプランに合う保険を選ばないと、保険金が受け取れない
保険によっては、一生涯保障が続かないので、自分が亡くなっても保険金が受け取れない可能性があります。
例えば、もし残された家族にお金を残したいのであれば、定期保険は保証期間が決まっているので、保証期間後に亡くなっても、一切保険金を受け取ることができません。
終身保険であれば、一生涯保障が続く保険となります。
このように選ぶ保険を間違うと、自分が思ったような保障を受けることができないので、契約前にしっかり確認する必要があります。
その②保険によっては、解約時に返戻金が発生しない
定期保険などのように掛け金が少ないというメリットがある一方で、解約時に返戻金がないというデメリットがあります。
終身保険であれば、解約時に返戻金が戻ってきます。
保険の紹介には、解約金が戻らないという記載もしていますが、見落として、勘違いして契約してしまっては後戻りができません。
契約時には、解約金がどうなっているのかも確認しましょう。
その③終身保険は保険料が高い
一生涯保障が続く終身保険は、他の保険に比べて、必ず保険金が受け取れる確実なものであるので、保険料は割高になります。
どれぐらいの保険金を受け取る想定にするかで、払う保険料は前後しますが、30代女性であれば、大体1万円前後が相場となります。
生前整理で見直すならおすすめの3つの保険
残された家族にお金を残す、または独身の方や1人で生活されている人に亡くなった後で周りの人に迷惑をかけないですむようにできるおすすめの保険3つを紹介していきます。
・その②積立利率変動型終身保険
・その③終身保険
それでは順に説明していきます。
その①低解約返戻金型終身保険
終身保険の割高な保険料を抑えるため、中途解約による解約返礼金の返戻率を70%前後に抑えたのが、低解約返戻金型終身保険です。
終身保険は、保証内容は充実している一方で、保険料が割高なのがデメリットで、家計を考えるとなかなか手がでない・・・
とお悩みの人に、はピッタリな保険です。
但し、割安な保険料な分、払込満了期日前に解約をしてしまうと、その解約返戻金はそれまで払い込んだ総保険料を割り込むなどで解約に関しては注意が必要です。
その②積立利率変動型終身保険
保険会社が将来発生する保険金の支払に向け積み立てている積立金を、「積立利率」によって資産運用をします。
積立利率の変動で受け取れる保険金や返戻金が変動するハイリスク・ハイリターン商品となります。
しかし、契約時に設定した「基本保険金額」+「解約返戻金」部分は保証されているので、まだ導入しやすい保険であると言えます。
その③終身保険
低解約返戻金型終身保険に比べて割高ではありますが、保険金、解約時の返戻金は充分な保証があります。
年齢が高くなってからの加入は、逆に支払った金額に比べ、保証金額が低くなることもあるので、若い内に入る方が良いという側面もあります。
これら自分が亡くなった後に備えてという観点で3つご紹介しましたが、どれも一生涯の保障を受けられる点では、おすすめです。
自分が持っている財産や、年齢、いくらの保険金を受け取りたいかなどを決めた上で、どの保険に入るかを決めましょう。
生前に保険金を受け取れる場合がある?便利な「リビングニーズ特約」
紹介した保険は、亡くなった後に保険金を受け取れる制度ですが、このリビングニーズ特約を使えば、余命6か月以内と判断された場合に、本来は亡くなったときに支払われる死亡保険金の一部または全部を生前に受け取ることができます。
死亡保障が付いている保険には自動的に付いており、受け取った保険金については使い道は自由で、自分の為、家族の為など色んな使い方ができます。
そういった意味でも、亡くなった後に使える保険が主な目的でもありますが、事前に思い出を作りたい、自分の治療に使いたいという目的でこの制度を使われる人も多くいるようです。
以下の記事にリビングニーズ特約についての詳しい内容をまとめてみましたので是非参考にして下さい。
→死亡保険に付いているリビング・ニーズ特約とは?メリット・デメリットを解説
保険の整理にみる生前整理の大切さ
自分が亡くなった後の家族の金銭的負担を考えて、保険を見直すことの重要性をお伝えしましたが、保険だけでなく、財産の整理やモノの整理もしておくことも大切な生前整理の作業です。
生前整理は、できるだけ早い段階で、モノや財産の整理をしておくことで、いざという時に備えられます。
保険もいざという時に備えるという意味では同じですね。
自分の判断力や体力、気力が伴っている間に、生前整理を始めていきましょう。
でも実際にモノの整理とかどうやったらいいの?と思いますよね。
そこで、以下の記事に生前整理のやり方を初心者の方にも分かりやすくまとめているので、是非参考にして下さい。
まとめ
以上となります。
一生涯保障があるという観点で、終身保険、低解約返戻金型終身保険、積立利率変動型終身保険をご紹介しました。
どれが自分に合うかは、受け取りたい金額や、トータルで払う金額を確認した上で選ぶ必要があります。
またリビング・ニーズ特約という便利な制度もあるので、自分にもしもの時があった時に、まとまったお金を事前に使いたいという場合には、便利な制度であると思います。
保険は、自分が亡くなった後に残される家族や、自分自身の為にも、準備しておく必要があると言えます。
私自身は実際に独り身ですが、家族が出来た時、もしもの時があったら・・・と考えると入る必要性を考えさせられました。
また保険の整理だけでなく、是非身の回りの整理も一緒に進めていきましょう。