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サトミ

大学受験失敗、激務のSE時代、退職、身近な人の死・・・10代、20代と目まぐるしい時間を過ごしてきた中で、自分の人生ってなんだろうと深く考えるようになる。 モノと気持ちの整理をすることで、より豊かな人生を歩みたい、そんな思いでこのサイトを運営中。

クレジットカードは本人が亡くなった後、どうなるの?
残っているクレジットの支払いはどうなるの?

と気になっていませんか?

クレジットカードも、今では大変便利なので、現金で支払わずに、月額で払うような公共料金の支払いや、まとまった金額が必要な時の買い物には欠かせない存在ですよね。

でも、家族にそのカードの存在や毎月の支払いの情報を知らせずに、亡くなってしまったらどうなるでしょうか。
知らない間に相続した口座からお金が引き落としされていたり、カード番号が流出して、まさかのなりすまし被害のトラブルに合う可能性があります。

このようなトラブルに合わないためにもクレジットカードも生前整理する必要があります。

そこで今回は、亡くなった後のクレジットカードの気になる疑問から、クレジットカードの整理方法まで解説していきます!

気になる!クレジットカードを残して亡くなったらどうなる?疑問2選

まずクレジットカードを残して亡くなった後の、気になる疑問を選定しました。

・疑問①クレジットカードは亡くなった後どうなる?
・疑問②クレジットカードの未払い金はどうなる?

それでは順に説明していきますね!

疑問①クレジットカードは亡くなった後どうなる?

クレジットカードは、銀行口座のように強制停止はされず、家族が申告しなければ停止されません
但し基本的に、クレジットカードは本人しか使えないので、本人が死去したら、たとえ家族であっても使うことはできません。

しかし、カード会社は、本人が亡くなったことが分からないので、残された家族から連絡をもらって解約することになります。

なので、何もしなければ、カードは使える状態のままとなります。

疑問②クレジットカードの未払い金はどうなる?

クレジットカードの未払金は、生前からの本人の負債として、残された家族が支払う義務があります。
本人が亡くなったからといって、カードを解約しなければ、引き落としはされ続けます。

しかし、本人が亡くなったことにより、銀行口座を解約することで、それに合わせてカードからの引き落としが出来なくなってしまいます。

カードに未払金があった事実を家族が知らずに、カードを解約してしまうと、未払金の滞納になってしまう恐れもあります。

このような事にならないためにも、しっかり、生前の間にどんなクレジットカードを持っているのか、未払金等の情報も含めて整理しておく必要があります。

これで大丈夫!クレジットカードの整理のやり方4ステップ!

クレジットカードも整理するのに、何も考えずに、いきなり解約!としてしまうと、後で大変な目に合う場合があります。
なので、しっかりチェックを行いながら、整理する必要があります。

やり方は以下の4ステップで出来ます。

ステップ①どれが必要で、どれが不要かを見極める
ステップ②不要なカードの解約前に3つのチェック
ステップ③チェックが終われば、カードの解約を行う
ステップ④残すカードの情報をエンディングノートに記載する

それでは、順に説明していきます。

ステップ①どれが必要で、どれが不要かを見極める

クレジットカードを整理するためには、必要なカードを残し、不要なカードを解約する必要があります。

この見極めをまずどのように行うかですが、まずは以下のポイントに当てはまるものがないかを確認しましょう。

・VISAやMasterなど重複している国際ブランドのカードはないか
・持っているだけでステイタス感のあるカードだが、あまり使っていない
・年会費を払い続けているけど、あまり使っていない
・海外旅行の付帯サービスのみが魅力だが、あまり使っていない
・期間限定で発行されたプレミア感のあるカードだが、あまり使っていない

何か当てはまるものがありましたか?

当てはまるものがあれば、これらは解約対象として考えましょう。
重複しているカードというのは、1枚に集約できるはずです。

ここに挙げているチェックポイントは、「持っているけどあまり使っていない」ということです。
出番が少ないカードこそ解約の対象として考えましょう。

では次に、重要なカードのチェックポイントは以下のようなものです。

・主要な公共料金の支払いに利用しているカード
・利用頻度の高い電子マネーと一体型のカード
・特典のショップで大きな割引特典が得られるカード

毎月決まっている公共料金等の支払いを行っているカードは、解約してしまうと、支払いが滞って、延滞料を支払う必要が出てきてしまいます。
なので、このようなカードは残しておく必要があることが分かりますね。

このようにチェックしていくことで、重要なカードに絞り込むことができるはずです。

ステップ②カードの解約前に3つのチェック

解約対象となったカードもいきなり解約してしまうと、実は“損”してしまうこともあります。
なので、損しないために、解約前にやるべき3つのチェックをお伝えします。

未払い額がないか


支払いが全て終わっているかを確認しましょう。

1回払いしていれば、すぐ翌月の引き落としになるので問題ないですが、リボ払いや分割払い、数カ月後のボーナス払いにしていた場合、支払いが未払いとなって残っている可能性があります。
この場合、未払いがある状態で解約してしまって、後に高額請求されてしまう!なんてトラブルになってしまうことも

また、未払いがある状態で解約する場合、未払い額を一括で支払うように求められることがあるので注意が必要です。

未払い額がないかどうかをしっかり確認しましょう。

カードにポイントが残っていないか

カードを解約すると今まで溜まっていたポイントすべてが失効してしまいます。
もしポイントが溜まっているのであれば、他のポイントへ移行する又は使い切ってしまってから解約しましょう。

年会費の支払いがいつか

年会費を払う必要があるカードであれば、年会費の支払日を確認しましょう。
もし、支払日を過ぎてから解約してしまっては、損してしまうことになります。
なので、年会費の支払日を先に確認して、日が近付ている場合は、早めに解約しましょう。

ステップ③チェックが終われば、カードの解約を行う

先程の3つのチェックが終わって問題がなければ、カードの解約を行いましょう。
ここで、解約方法ですが、実は電話で可能です。

カードの裏面に記載の電話番号に電話するだけです。
めっちゃ簡単です!

ステップ④残すカードの情報をエンディングノートに記載する

最後に大事なのが、残すカードの情報をまとめておくことです。
そこで、使えるのが、エンディングノートです。

このエンディングノートには、カード情報が記載できるようになっています。

カード番号など以下の観点で必要な情報を記載しておきましょう。

・カード番号
・カードの有効期限
・年会費がある場合の年会費支払日
・複数回に渡って支払いがある場合の支払い終了日
・公共料金などのように毎月必ず支払っているサービス

これだけの情報が記載できていれば、残された家族も安心ですね!

本人以外がクレジットカードを解約できる?

基本的に、本人以外がクレジットカードを解約することはできません。
但し、本人が亡くなってしまった場合は、家族であれば解約することは可能となっています。

解約方法として、電話で連絡することと、合わせて本人との関係を証明する必要書類を提出することで可能となっています。
必要書類については、カード会社によって異なるので、確認をしましょう。

クレジットカードの整理にみる生前整理の大切さ

ここまでクレジットカードの整理をお伝えしましたが、解約も電話1本で簡単ではありますが、支払いが実は後3ヶ月残っていたなど、目に見えない情報があるので、慎重に行う必要があります。

でも、整理を行っていないと、残された家族に負担を強いることになります。
それだけ、生前にクレジットカードを整理をすることは、生きている間に本人が行う重要な作業です。

また、クレジットカードの整理だけではなく、身の回りのモノの整理もとても大事です。
今自分の身の回りを見渡して整理できていると自信を持っていえますか?
もしそこまで整理が出来ていない・・・と感じる場合は、是非この機会に整理を始めてみてはいかがでしょうか?

モノの整理は、自分が元気な間で、判断力がある時に行うのが一番ベストと言えます。
そこで、モノの整理のやり方を以下の記事にまとめているので、是非参考にして頂ければと思います。

まとめ

以上となります。

クレジットカードは亡くなった後に、解約しない限り使える状態のままとなってしまいます。
家族に何枚もあるクレジットカードの解約してもらうのって、気が引けますよね?
そんな負担をかけないためにも、生前に整理しておく必要があります。

整理方法として、期間限定で発行した、海外に行くためだけに発行したけど今は使っていないモノは、不要なカードとして処分の対象にしましょう。

ただ使っていないかたすぐ解約するのではなく、解約前にポイントや支払いが残っていないかをチェックしてから解約するのがポイントです。

残したカードは、自分のメモとしてもですが、何かあった時に引き継げるようにエンディングノートに記載しておきましょう。